プジョー&シトロエンがものすごい値上げ

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上げたり下げたりまた上げたり。
忙しいですね。

以前の値上げの際は、売れ筋と死に筋で意図的に分けて値上げ幅を調整していましたね。

プジョーさんが7月1日より値上げ

その後段階的に小幅な価格調整をしてきました。

売れ筋=たくさん台数が売れるかも=あまり値上げしない
死に筋=あまり台数が売れない=値上げして一台あたりの利益を取る


その後何度か価格変更を経て…

プジョーさんの実質値上げ策がセコい

マイナーチェンジを機に3008大幅値下げ

消費税に伴い微妙に値上げ


そしてまた今回は、非常に極端な形で価格変更が入りました。

208/2008は売れ筋扱いとして1万円程度の値上げ、モデル末期の308とマイナーチェンジ前の508は手をつけず、3008と5008は方針転換して6万円の値上げ。
そして極めつけはRCZの12~13万円の大幅値上げとなりました。

RCZについてはほとんど趣味の世界ですから、高くても欲しい人は買うという目論見なんでしょう。
発売から3年が経過し鮮度も落ちてきたため、価格で訴求するより無理せず売っていくという方向性はわからなくもありません。

3008と5008については、量販を諦めた感じですかね。
値上げ幅が微妙なのでまだ未練があるのかもしれませんが、この2車種も気に入った人は買うだろうという判断があるのかもしれません。

5008の直接的な競合はVWのトゥーランぐらいですから、敵わない相手と無理して勝負しないのも大人の対応ではありますね。

個人的にはいいクルマだと思っており、国内でも販売するべきだと煽ったこともあるので、負い目を感じなくもないですが、この手の低全高ミニバンの中では積載と居住性と走りのバランスのとれた良いクルマだよと改めて書いておきます。


さて、プジョーに関してはある程度の法則性を見出すことのできる値上げでしたが、一方でシトロエンの方はすごいことになっております。

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C3、DS3という売れ筋についてはプジョーと同等に小幅な値上げで済ませていますが、C4より上のモデルでは狂気の沙汰とも言える大幅値上げとなりました。

C4 +8万円
DS4 +10~11万円
C5 +12~15万円
DS5 +13万円

C3とDS3以外は見事なまでに死に筋認定。
もはや、まともに売る気ないだろお前、という価格設定であります。

どれも発売から3年以上経過したモデルばかりの状況で戦わなければならない中で、ここまで大きく値上げするというのは、やはり一台あたりの利益をきちんと取ろうという戦略なのかもしれません。

問題は、その値上げに見合った価値があるのか?という点であります。

DS Line(シリーズ)はよりプレミアム化を進めるというグローバルな方針なので、この規模の値上げというのもわからなくはないです。
売れるかどうかは知りませんが。

C5についても、最後のハイドロ車としての希少性を持たせるということであれば、憎い演出をしてくれます。

C4については…
何をやっても販売を上向かせるのは難しそうなのでヤケクソになってるのかもしれません。


しかし一方で、6月のボーナス商戦に向けて、C4/DS4/C5/DS5には10万~15万の値引きクーポンなんてことをやっており、実質的に値上げ分を相殺する形になっております。

従来の価格でも値引きをしないとなかなか販売に結び付かなかった状況で、果たして今回の施策は結果にどう結び付くのでしょうか?

それと気になるのが、PSAグループにおいてシトロエンのC Line(シリーズ)は廉価ブランドへと位置付けが変わるわけですが、それに向けて現行車種も価格を調整していく必要があるわけです。

一気に値下げすると既存オーナーの反発もあったりするので、段階的な値下げで調整していくのが筋かと思いますが、今回の価格施策はそれに逆行するものとなります。

先日のC3のパワートレイン刷新の際に値下げしたのはその先駆けだと思っていたのですが、今回の値上げを見ると、必ずしもそうではないのか?という気にさせられます。

秋に発売予定の新型C4ピカソから調整していくのかもしれませんが、そうすると既存車種との価格のギャップがかなり開くことになるので、ラインナップ全体のバランスが悪くなります。

為替連動によって弾力的に価格を変更する、ある意味“時価”のような売り方をするのであればそれも一つの手かもしれませんが、手間を考えると価格というのはそう頻繁に変えるべきものではありません。

それと、考えにくいことではありますが、日本におけるシトロエンは世界戦略とは異なり、今後もプジョーよりちょっと高いブランドとして継続していくつもりなのか?という疑念も湧いてきます。

国内におけるシトロエンの販売戦略が今後どうなっていくのか?

C4カクタスの国内投入の予定も含めて、引き続き生温かくうぉちしていく必要があるかもしれませんね。



この記事へのコメント

  • エディ

    売れ筋・死に筋というカテゴリ分けは面白いですね(笑)
    僕は単に、低価格のものは価格アップを抑えて、
    高価なモデルは価格アップする、というように見ましたが。
    308はモデル末期ということでさすがに据え置いたと。
    とは言え、シトロエンのC4以上の値上げは狂気の沙汰としか思えませんね。
    まあ、内装のゴージャス感はクラス以上のものがあるとは思いますが、、、
    2014年05月28日 23:05

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