本当にあった短縮営業のすき家

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まさしくあなたの知らない方が良かった世界。
いや、知っといた方が良かった世界、って話かね。

ブラック企業云々が騒がれるようになって久しいですが、そんな中でも異常事態を迎えているすき家の大量アルバイト退職騒動。

ネットでその実態が報じられている通りではあるものの、当方の行動範囲の中では営業時間を短縮するような店が見当たらなかったこともあり、極々一部の店の話かと思っておりました。

で、昨日免許更新で二俣川へ行った帰り道、いつもと違うルートを走ろうと羽沢から鴨井方面へと走っておりましたら、偶然見つけたすき家の店頭に素敵な張り紙が。

営業時間変更のお知らせ
朝10時~夜22時までの営業になります。
(ラストオーダーは9:45)
申し訳ございません。

あぁ、やっぱり本当だったんだ。
しかもこの手書きでとりあえず作った感じ、たまりませんね。

なんだか四つ葉のクローバーを見つけた気分。
今日は一日ラッキーデーかしら?


そんなわけで、当然店の中がどんな状況かを確かめるべく入ってみたわけですが、13時というお昼の時間で店内はほぼ満席。

案内されないので適当に空いてた席に座って待ってたらいつまでたっても注文を取りに来てくれません。
あ、すき家の注文は注文ボタン押すシステムだったね。

スタッフの数を見てみると、2人の店員と厨房に1人に見えましたが、注文品を席に届けるのと食べ終わった後のテーブルの片付けも滞ってる感じでもういっぱいいっぱいという感じでありました。

お昼のシフトでこの人数で回すのはちょっとキツいんじゃないかと思いますが、とにかく大変そうです。

で、当方の注文はカップラーメン作るぐらいの時間で届きましたのでまぁまぁです。

ただ、最後まで水を出してくれませんでした…

そういう気配りができていないのは店員に余裕がない表れなんでしょうけど、確かに言われているように過酷な労働環境であることは間違いなさそうですね。

逆に閑散としている時間帯は割とちゃんとしているイメージがあったのですが、深夜は強盗に入られやすいとかいろいろ指摘されるすき家でありますが、兎にも角にも店舗の運営方法とスタッフの労働条件という指摘でほぼ一致を見ているわけで、今後のリニューアルでどう改められるのか気になるところです。

この手の安い商品を回転率で利益を上げるビジネスモデルというのは、人件費を圧縮するのが常套手段であるわけですが、景気も良くなってアルバイトの賃金単価も上昇傾向にある中、条件を良くしないと人が集まらないという市場原理がわかりやすい形で働いているのも素敵ですね。

とはいえ、コンビニがアジア系外国人で成り立っている部分も多い中、今後の労働力不足に対応するための移民政策なんて話が進みつつある中、この手の仕事はそういう人たちに取って代わられる可能性も十分あり得ます。

労働者側も単純業務だけでなく、それ相応の賃金と仕事を確保できるスキルアップみたいなことは、正社員だろうがアルバイトだろうが主婦のパートだろうが共通する課題でもあったりします。

とりあえず2020年のオリンピックぐらいまでは景気はそこそこいいんでしょうが、その後のために今のうちからいろいろ対策を考えておいた方がいいと思いますよ、という割と企業にとっても労働者にとってもフラットな見方をしてしまうのでありました。


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