まさかこれがプジョーさん渾身のエイプリルフールネタか?と思ったが、特にそういう感じもなさそうなので普通に2014年度の始まりに伴う人事異動の発表ということでしょうか?
いろいろと問題を抱えるプジョー&シトロエンの、国内展開における要の部署であるマーケティング部長のクビが飛びました。
プジョー・シトロエン・ジャポン株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:上野 国久)は、4 月 1 日付で、マーケティング部長にジャン・ミッシェル・オモン(前パーツ&サービス部長)が就任したことを発表いたします。
マーケティング部内広報室の人員についての変更はありません。なお、前マーケティング部長シルヴァン・ボデヌは同日付でプジョー・ポーランドへ異動となりました。
パーツ&サービス部長には前パーツロジスティックス・グループマネージャーの松井一樹が就任いたします。
実績という面では疑問が残ったものの、名物広報担当だった吉田さんが退職され、その後を引き継いだシルヴァン・ボデヌ氏の体制になったのが2012年9月の出来事。
そこからたった一年半で、早くもマーケティング部長が変更になるとの発表に、最近のPCJ(プジョー・シトロエン・ジャポン)のゴタゴタの一角がなんとなく垣間見えます。
さて、その新体制マーケティング部門だが、その下に位置する広報室の体制は以下の通り。
広報室長: 城 和寛(ジョウ カズヒロ)
プジョーPRマネージャー: 英 信司 (ハナブサ シンジ)
シトロエンPRマネージャー: 村田 佳代(ムラタ カヨ)
イベントプロモーションマネージャー: 岡田 充司 (オカダ アツシ)
広報車両担当: 塚野 耕平(ツカノ コウヘイ)
ということで、2012年9月のリリースでは名前がなかったイベントプロモーションマネージャーの岡田充司氏が加わっている。
(同名でエロゲーの絵師がいるけど、別人よね?)
(同名でエロゲーの絵師がいるけど、別人よね?)
とはいっても岡田氏も2013年3月の5008の国内発表イベントの際には表に出ているので、直近においては体制的には大きな変更はない、ということか。
マーケティング部門の役割は非常にシンプルだ。
「商品の売上を伸ばすこと」
ただそれだけだ。
そのために必要な施策を考え、実行し、結果を出す。
PSA本社の経営危機に伴うゴタゴタで、思うように商品力を上げられないジレンマがあることは理解できる。
PSAが推進しようとしているブランディング戦略が、必ずしも日本に合致するものではないことによる苦労もあるだろう。
しかしそんな状況においても、やれるべきことはたくさんあるはずだ。
先日のPureTech騒動や意味不明なプレスリリースについては当BLOGでも何度かツッコミを入れてきたが、マーケティング部門として最低限やるべき仕事をきちんとこなし、きちんと売れる体制を構築し、その上で今の時代に則した販売戦略を実行する。
商品力が弱い部分を補うためには、それ以外の部分で魅力をアピールしていくしかない。
そのための予算に制約があるとはいっても、競合他社はさまざまな工夫を凝らして売るための努力をしている。
それがPCJに出来ない理由はないだろう。
今回の人事はここ最近の騒動に伴う更迭の意味があるのかどうかはわからんけど、これを機に、すっかり影の薄くなったブランドの立て直しのために、気持ちを新たに頑張ってもらいたい。
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