1500人が渋谷の交差点を歩きスマフォで歩いたら…

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「歩きスマホ」経験者の5人に1人が事故や怪我を経験しています。
スマートフォンの画面を見つめながらの歩行は、周囲への注意がおろそかになり、大変危­険です。
また自分自身だけでなく、周りの方を巻き込む大きな事故につながることもあります。

...しかし!
今日も歩きスマホをする人は後を絶ちません。

そこで↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

歩きスマホの危険性を演算シミュレーションを使って検証!

渋谷スクランブル交差点で演算シミュレーションで1500人に歩きスマホをさせてみま­した。
その様子は、カオス?恐怖?コメディ?
歩きスマホが引き起こす異常現象の数々にご注目!

※シミュレーションに使用している数値の一部は、愛知工科大学 工学部 情報メディア学科 小塚一宏教授の研究結果に基づいています。

歩きスマフォについての危険性は、すなわち人間が移動する上で最も重要な視野が奪われることと、操作に夢中になって周りへの注意が散漫になるという二点に集約される。

そんなわけで、駅のホームから転落したり、街中でぶつかってケガをしたりといった事件も起こっている中、そのスマフォを提供しているキャリアの中で、ドコモはその危険性を訴える啓発活動に熱心だ。

熱心というより、業界を引っ張るトップキャリアとしての義務と考えているようでもある。

この業界に身を置いてウォッチしている限り、KDDIやソフトバンクがこの手のことに熱心な姿勢を見せているところを、少なくとも当方は感じたことがない。

以前にもこんなエントリーを書いたが、センスがイマイチではあるものの、ドコモのこうした企業姿勢は大いに評価したいし、応援したい。

で、今回はその危険性を訴えるための手段として、CGによるシミュレーションという手法を繰り出してきた。

群衆シーンにおける行動シミュレーションは結構高い技術が必要で、人間にはそれぞれの個々のパーソナリティがあるように、無限ともいえるパラメーターを設定して解析したいところではあるが、まずは渋谷のスクランブル交差点というわかりやすい場所でビジュアル化したことは、スローガンで訴えるより歩きスマフォの危険性をよりリアルに感じることができるようになるはずだ。

ドコモぐらいの会社なら、この解析結果を元にもっとリアルな、もしくはどこかとタイアップして馴染みのあるキャラクターを使って見せるなどのもうひと工夫があっても良かったのではないかと思うが、最初のトライアルとしてまずはいい成果ではないかと思う。

一番有効な方法は、リアルに俳優を使って、電車のホームで歩きスマフォを実演させ、他人とぶつかって落下したところに電車が!というリアルかつショッキングな映像を見せることだ。
おそらく欧州などで同様の啓発広告を作ろうとしたら、こういうものを出してくるだろう。

しかし、日本の現状ではそうしたリアルな描写が受け入れられる土壌が整ってないので、CGなどを駆使したユーモア方面から攻めていくのはアリだと思う。
運転しながらのスマフォ操作の危険なども含めて、本当はリアル志向で啓発広告の展開をしてほしいと個人的には思うが。

そんなわけで、とりあえず1500人が渋谷の交差点で歩きスマフォをしたらどんな状況になるか。
半笑いで楽しみつつ、自身の行動を省みることが重要だと思う次第也。
  

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