シトロエン「C3」に新パワートレインを搭載し発売開始
1月6日に208のパワートレインが3気筒1.2Lエンジン(アイドリングストップ付)&ETG5に刷新されたが、一ヶ月遅れでシトロエンのC3もマイナーチェンジによってパワートレインを刷新した。
基本的な構成は208と同等ではあるものの、燃費に関しては新型208のPremiumとCieloが19.4km/Lなのに対して、新型C3は19.0km/Lと若干低い値になっている。
208とC3ではC3の方が50kgほど重いため、その影響を受けたものと考えられる。
まぁそれでも、Bセグメントハッチバックでこれぐらいのカタログ燃費が出れば、少なくとも「燃費が悪すぎるから」という理由で選択肢から外されていた状況は改善するだろう。
ここでひとつ注目したいのは、その価格設定だ。
グレード | 旧価格 | 新価格 |
C3 Seduction | 2,100,000 | 2,030,000 |
C3 Exclusive | 2,400,000 | 2,330,000 |
ということで両グレードとも旧モデルに比べて-7万円値段を下げてきた。
これを208のラインナップと比較してみるとおもしろい。
グレード | 価格 |
208 Allure(5MT) | 2,020,000 |
208 Allure(ETG5) | 2,120,000 |
208 Premium | 2,160,000 |
208 Cielo | 2,400,000 |
208 Allureは3ドアなので除外すると、208 PremiumとC3 Seduction、208 CieloとC3 Exclusiveが競合関係になるのだが、C3の値下げによりプジョーよりずいぶんと割安なイメージになった。
これは今まで何度か書いてきたように、PSAが世界的に3つのブランドの再構築を行っている流れに沿うものだと考えられる。
従来は
シトロエン DS Line>シトロエン C Line>プジョー
というポジションから、
シトロエン DS Line>プジョー>シトロエン C Line
という形で、シトロエンC Lineをお求めやすいバジェットブランド化していくという方針を打ち出している。
逆にプジョーは少しプレミアム方面に格上げされ、DS Lineはもっと高級感のあるブランドにしていくことも含まれている。
そう考えると、C3の値下げはその流れに沿うものであり、5ドアのBセグメントハッチバックが203万円で手に入るというのはじゅうぶんインパクトのある数字になった。
(ただし、例によって
ボディカラーによっては追加料金が発生する のはプジョーと同じ)
昨年から販売の低迷しているシトロエンなので、今回の値下げで勢いを取り戻すことが期待される。
この感じだと、秋に投入されるC4ピカソと話題のC4カクタスも競争力のある価格設定が期待できるかもしれない。
国産車からちょっと背伸びすれば手が届く輸入車としては、今後のシトロエンは要注目だ。
この記事へのコメント
シトロ太郎
海鮮丼太郎
す、すまぬ。
コメント見落としてた。
難しい質問するねぇ。
ってことで少し考えさせてください。