歴代のコンセプトカーの3Dデータをクリエイティブコモンズ4.0に準拠する形で公開するという、現在考えられる中で一番合理的な公開方法であり、ここから二次創作といった広がりも期待できる。
http://www.honda-3d.com/
FUYA-JO(1999)
KIWAMI(2003)
PUYO(2007)
NSX Concept(2013)
WEBサイト上でも3Dモデルをグリングリンと動かして閲覧することもできるが、ダウンロードで提供されるファイルは.STL形式なので、単に3Dプリンターで出力するだけでなくさまざまな3Dソフトで加工することができる。
つまりこれは、
「ぼくのかんがえたさいきょうのこんせぷとかー」
なんてものも作ることができることを意味する。
ゼロから3Dデータを形成するのは非常に難しいが、ベースになるデータを加工するのであれば、それこそ幼稚園児でもできる。
とはいえ、3Dプリンターで出力したり、データを活用して新たなクルマを作り出したりという行為は、必ずしも万人が楽しめるものではない。
ここでユーザが作ったクルマのデータを、たとえばGTやForzaのようなゲームにコンバートするような機能や、スマートフォン向けアプリとしてデータの活用ができるオープンワールドの構築など、その手のことが得意な他社と組んで広がりを持たせていったりするとおもしろいんじゃないだろうか。
どうもホンダのこの手のプロモーションって、単発ものばかりで続かないんだよなぁ…
家庭用3Dプリンターの低価格化や技術革新などにより、社会における「ものづくり」の在り方は根本的に変化しつつあります。こうした背景のなか、Hondaは、従来の「メーカー」と「ユーザー」という枠組みを超えた新しいコミュニケーションの在り方を目指し、このプロジェクトを企画しました。このプロジェクトに触発されて、ユーザーのなかから、優れた未来の自動車デザイナーやエンジニアが生まれてくることを願っています。単にブームに乗っただけ、などと言われないようにこのプロジェクトを軸としてさまざまなコミュニケーションの手段を次々と打ち出してほしい。
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