
今週末よりWRC(World Rally Championship)の2014年シーズンがモンテカルロより始まるわけですが、J-SPORTSの中継体制が段々とショボくなってきていたここ数年。
しかし昨年はセバスチャン・ローブの引退と、後継者としてのオジェ&VWの新たな時代の幕開けということでラリー・フランスのパワーステージを生中継するなど、それなりに盛り上げる努力をしておりました。
そして今年は開幕戦であるモンテカルロの一部の模様を生中継するという、誰もそこまで期待してなかったのに妙に気合いの入った中継をすることになりまして。
で、その中継のゲスト解説が国沢光宏と聞いてガッカリした向きもあるかとは思いますが、2日目の1月18日(土)の夜の中継でまさかのサプライズゲストが決定。
J SPORTSのWRCモンテ中継に豊田章男社長が出演
http://as-web.jp/news/info.php?c_id=3&no=53866
ここ最近の章男社長は、「少しでもいいから若い人が車に興味を持ち、好きになってもらいたいという思い」を公言して、
さまざまなクルマを盛り上げる活動に精を出しております。
もちろん本心もあるでしょうが、こういった活動をすることで
つまらないクルマばかりのトヨタというメーカーに対するクルマ好きの高感度を上げようという周到なマーケティングによるイメージ戦略であることは明らかです。
それでもやはり、世界で1000万台近くもクルマを売っている会社の社長がレースのゲスト解説に出るというのは画期的なことだと思うわけです。
その点は素直に賞賛すべきことだと思います。
トヨタといえば、かつてセリカやカローラなどで活躍しつつも、違反騒動でケチが付いてその後に撤退してから随分ラリーの世界でトヨタ車を見ていません。
(プライベーターの参加も見なくなりましたね)
F1に参戦するも、目立った結果を出さずに撤退するなどモータースポーツファンからすると、トヨタという会社は信頼も尊敬もされていないというポジションにいるわけです。
86から始まって今後いくつかのスポーツカーを発売する予定のトヨタにとって、このマイナスのイメージ回復を図るためにも、モータースポーツのイベントと接点を持つことが有効と考えたのでしょう。
トヨタのWRC再参戦に関しては何度も噂には出ているものの、なかなか実現しません。
ここ最近ではトヨタのヨーロッパ法人がヤリス(日本名:ヴィッツ)をベースとしたラリー仕様車を開発してはいるものの、トヨタ本体から支援が受けられず満足なテストもできていない状況とのこと。
VWでさえ発表してから参戦までには2年の月日を要したわけで、ワークス体制でWRCマシンを開発するというのは片手間で出来る話ではないわけです。
豊田社長が生出演するのは、1月18日(土)の23時30分〜24時45分にJ SPORTS 1で生中継されるDAY2。豊田社長にとってもモータースポーツの解説は初めてとのことで、いったいどんなコメントが飛び出すのか、そして噂されるトヨタ×WRCに関するコメントは出るのかどうか……!? 放映が楽しみなところだ。
ということで、国内ラリーに自ら参戦し、WRCの中継に顔を出すということは、
章男社長の口からそれなりの意思表示があると見るのが普通でしょう。
逆に、もしここまでやってWRCへの参戦について明言しないのであれば興醒めもいいところです。
ローブが去り、予算削減でシトロエンが弱体化し、BMW MINIは逃げ、フォード(Mスポーツ)はスポンサー獲得に苦労する中で、ヒュンダイが新たに参戦するものの2014年はVW&オジェの独走以外に見所のないシーズンとなりそうな感じなので、せめてトヨタには外野を賑わせてもらいたいものであります。
そんなわけで、18日のJ-SPORTSの中継を楽しみにすることにしましょうかね。
詳しい情報は
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