粗大ゴミを処分するのは大変

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時間がある時にしかできないというタイミングと体力回復のリハビリを兼ねて、実家に置きっぱなしになっている私物の整理をすべく、当方が音頭を取って姉兄にも声を掛けて大片付けイベントを実施した。

以下解説するのは横浜市における事例ではあるが、ゴミの分別ルールがうるさい都市部であれば参考になる部分もあるかと思う。

当初の目的はこうだ。

 ・実家の一部屋をゴミ置き場として確保
 ・各自の私物で不要なものを一気に集める
 ・集めたゴミをまとめて業者もしくは市に回収を依頼する
 ・年内に処分を済ませ新年の来客に対応できるようにする

実家のある横浜市は粗大ゴミの回収が月に数回と限られており、また処分する品目を一つずつ申請しなければならず手間が掛かるので、回収業者に依頼して一度にまとめて処分してもらう方法を考えた。
それがダメな場合、横浜市の粗大ゴミとして通常通り依頼すればいいや、という感じだ。


■ゴミの分別でわかったこと
片付けをしているとかなり大量のゴミが出てくるわけだが、横浜市のゴミ分別一覧表を見ると粗大ゴミに出さずとも一般ゴミとして処分できるものが多いことがわかった。

【一般ゴミとして回収できるもの】
 ・長辺50cm以内の木製品
 ・長辺50cm以内のプラスチック製品
 ・長辺30cm以内の金属製品

燃えるゴミの日、小さな金属類の日と収集日が異なるケースもあるが、実はけっこうな大きさのものまで一般ゴミとして処分できる。

たとえば、「ファックス機」、「プリンター」、「ワープロ」、「3列カセットラック」、「鍋」、「ラジカセ」、「ミニコンポ」、「ビデオテープ」、「DVDプレイヤー」、「ゲームソフト」、「ジョイスティックやハンドルコントローラー」などは普通に燃えるゴミの日に出して問題が無かった。

また、長辺50cmを超えるものでも、バラして50cm以下にしてしまえば一般ゴミとして処分できる。
「木製ラック」、「寿司桶」、「3列ビデオラック」、「本棚」、「ちゃぶ台」などはぶった切って紐で縛って燃えるゴミとして出すことができた。

大量に出た本については本・雑誌の回収日に出せばOK。

これで総量の半分ぐらいは一般ゴミとして処分できてしまった。
なんだ、意外と粗大ゴミとして処分するものは多くないのかもしれない。


■粗大ゴミはリスト化しておく
一般ゴミと粗大ゴミの分別が終わったら、粗大ゴミのリスト化を行う。
回収業者に頼むにしても、市の粗大ゴミ回収に頼むにしても、結局ゴミの内容を把握しておくことが必要になるので、手間をケチらずにリスト化しておこう。

 (1)長さx高さx幅を測る(それぞれ+2cmぐらい大きめに記録する)
 (2)重量を測る(+300gぐらい多めに記録する)
 (3)リスト化する

重量を測るには体重計を使うのが良い。
載せるものが大きすぎて重量がわからない場合は、まず自分の体重を測り、次に載せるものを手に持って体重を測り、その差を計算すればゴミの重量が把握できる。

それぞれ計測値より少し多めに記録するのは、業者によっては申告値より実際のサイズがオーバーしていたら極端な金額を上乗せしてくるケースがあるので、その予防のために予め少しプラスして記録しておく。

同じものがある場合は混同しないように「机1」「机2」などとユニークな番号をつけておくこと。


■実は制限の多い横浜市の粗大ゴミ処理
集めたゴミをきちんとリスト化したら、結局粗大ゴミは31個になることがわかった。
さっそく横浜市に収集の依頼をすることにした。

横浜市では電話による申し込みとインターネット経由での申し込み方法が用意されていたので、とりあえずインターネットから申し込みしてみることにした。

上記のとおり一覧表でゴミの分別についてはかなり細かく把握できるものの、インターネット申し込みでは品目選択の画面がこの一覧表に対応していなかった。

例えば一覧表では「テント」は粗大ゴミで処分しろと書いてあるが、いざインターネット申し込みの画面で選択しようとすると、「テント」の項目が出てこない。

こんな感じで申し込みしようとした31品目のうち半数以上が該当しない。
さすがにこれでは埒が明かないので受付センターに電話で申し込むことにした。
そこでいろいろわかった驚愕の事実。

「一回の回収は9品まで」
「そのうち長辺100cm以上は3品まで」
「一度にまとめて収集する方法は基本的にない」

おい、どーすんだよこれ。
少なくとも横浜市のWEBページにはそんなこと書いてないぞ。

ここで当初の計画が大きく狂う。
やはり回収業者に依頼すべきか?

年末で粗大ゴミが増える時期でもあり、なんとなく嫌な予感がしていたので早めに動いたことが功を奏した。

横浜市の年内の回収はあと5回。
一回に9品ということで、4日間の日程に振り分けることでなんとか年内に処分が完了できるスケジュールを組むことができた。

自分で粗大ゴミを処分場に持ち込む方法もあるが、これもまた事前に細かく品目を伝えて予約をした上でないと受け付けてくれない。
しかも電話して予約し、自分でクルマを手配して粗大ゴミを積み込んで持ち込むという、かなり手間がかかる。

今回は電話口で31品の粗大ゴミの内容と寸法を読み上げるやりとりで40分近くを要した。
スマフォなどから電話する場合は電話料金に注意が必要だ。


■ゴミ処理は計画的に
今回31品の粗大ゴミを横浜市の回収に出した費用は合計で6,500円(200円x30、500円x1)だった。近所のコンビニに粗大ゴミ処理券を購入しに行ったが、どこも券の在庫が少なくて4件ほどハシゴすることになった。
年末でニーズが高まるんだからちゃんと在庫しとけ。

参考程度に回収業者にざっと見積もったところ料金は3万円弱だった。

12月は一年で最もゴミの出る時期であり、こんなタイミングで家の大掃除をするべきではなかったが、やってみてわかったことは、

 (1)ゴミを集める
 (2)一般ゴミと粗大ゴミに分類する
 (3)一般ゴミを回収日に合わせて集積場に出す
 (4)粗大ゴミを申請して指定日に集積場に出す

というプロセスを経ることで回収業者を使わずとも市の通常回収ルートを使うことで低コストでゴミの処分が可能だということだ。

ただしこの方法には問題がある。

 ・分類が面倒くさい
 ・集めてから処分完了までに最低でも2週間位掛かる
 ・その間にゴミ置き場を確保しておかなければならない

という点だ。

出たゴミをきちんと分別し、細かく分類していく作業は片付けと同じぐらい手間と時間がかかる。
それに加えて燃えるゴミの日、小物金属の日、本・雑誌の日…といった形で収集する日が異なるため、きちんとスケジュールを立てて捨てる日をコントロールしなければならない。
ものによっては月2回の回収といったこともあるので。

そして、処分が完了するまでの間、一時的にでもゴミを置いておく場所を確保しなければならない。
一軒家やベランダが広い家ならいいだろうが、集合住宅などでは置き場所を確保しておくのが非常に難しい。

こうした手間が掛けられないのであれば、回収業者に依頼してまとめて引き取ってもらう方法を選択せざるを得ない。

今回は利用しなかったが、回収業者の依頼する場合は、連絡して見積もりしてもらい、指定日に回収に来てもらうことになる。
見積もり方法は「1kgで○○円」とか、「電話で品目を伝える」「デジカメで写真を送る」などの方法があるが、業者に直接見に来てもらうという方法が一番確実かと思われる。
いずれにしても、上気したように品目をリスト化しておけば話は非常にスムーズに進む。

ただし、見積もり即回収となると足元を見られた金額を出されかねないので、事前に複数の業者に見積もってもらうことが大切だろう。


■とはいっても、急いで処分したいこともあるよね
粗大ゴミの処分としてよくありがちなシチュエーションとしては、

“引越し日が迫ってるので急いでまとめて処分したい”

というものだろう。

実際、そのようなケースで苦闘した人の参考になる話があった。

最終的に行政から紹介された指定業者に依頼するとまとめて安く引き取ってもらえるというノウハウが紹介されているが、確かにこの方法だったらボッタクリ業者の被害に遭う可能性も低い。

上記のとおり計画的に一般ゴミと粗大ゴミに分けて処分すればもっとも費用を抑えられるが、時間が限られている場合には参考にするといいだろう。

ちなみに横浜市に申し込みをした際に指定業者を紹介して欲しい旨伝えたが、なんだかんだ理由をつけて紹介してもらえなかった。
その代わり、「各区の資源循環局に相談すれば何らかの情報が得られるかも」とのことだったので参考までに。


■最後に
冒頭の画像は、回収日ごとにゴミをまとめてゴミ処理券を貼り付け、あとは収集日に出すだけという状態に仕分けした状態のものだ。
意外と少ないように見えるが、これでも31品ある。

両親には悪いが、収集日にこれを抱えてゴミ集積場まで運んでもらうことになる。
すべての収集が完了するのは12月26日。
年末ギリギリだがなんとか新年の来客を迎える状態にはできそうだ。

余談となるが、栃木県にある嫁の旧実家を引き払う際に発生した大量の粗大ゴミは、地元の処分場に事前予約をするだけで、トラックになんでもかんでも積み込んで持ち込み処分が可能だった。
地方ではこのあたりのルールは非常にゆるい。

それに対して東京や横浜など都市部では、一回に処分できる量に制限があったり、手続きがかなり複雑だったり利便性が極めて悪い。
ゴミの総量が多いため制限を掛ける事で少しでも負荷を減らしたいという行政側の事情はわからなくもないが、現実問題として働きながらの引越し準備など限られた条件でまとまった粗大ゴミを処分しなければならないケースに対する救済策があまりに無さ過ぎる。

そのニーズに応えるのが民間の回収業者となるわけだが、どうしても料金が高くなるのと、こちらが処分を急いでいるという事情に付け込んで高額の料金を請求する悪質業者の話も耳にする。

消費社会として経済を回す上で、ゴミをどのように賢く処分するかという点についても消費者側はしっかり考えていかなければいけないのかもしれない。
 
 
 

この記事へのコメント

  • ハッキングジロー

    >>両親には悪いが、収集日にこれを抱えてゴミ集積場まで運んでもらうことになる。

    これ、収集場所を自宅住所に指定すると、玄関先においておくだけでOK。集積所に運ぶ必要なし。

    あっ、でもマンソンなら集積所に運ぶ必要あるのか?
    2014年01月17日 22:26

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