
PSAがプジョーとシトロエンのCライン、DSラインのブランドポジションを再構築するなんて話を書きまして、その際に中国の富裕層向けにDS Wild Rubisを投入する話題に触れました。
そしてその市場をプジョーブランドでも狙うべく、来年4月の北京モーターショーで新たな4ケタの車種がお披露目されるようです。
Peugeot 6008 SUV aims at Q5
6008と銘打たれたこの大型SUVは、仮想敵をアウディのQ5、BMWのX3辺りに設定し、PSAがプジョーを上級市場に移行させるための役割を担うようです。
とはいえ、キャラクター的にはアクの強くラグジュアリー感を前面に出したDS Wild Rubisに比べるとおとなしい感じになるようですが。
で、エンジニアリングとしての注目点は、DS Wild Rubisと同じプラットフォームを使って全長4.7m、全幅1.95mという巨大なサイズになるということなのですが、
新型C4ピカソ&308から採用されたモジュール型プラットフォームであるEMP2を使わないという点です。
じゃあどうするのか?というと、現行508のプラットフォームを流用するそうです。
EMP2はC/Dセグメントをカバーする今後のPSAの主力プラットフォームなので、当然DS Wild Rubisや6008のような車種もこのプラットフォームでカバーできるはずなのに、なぜかそうしない。
これは恐らく開発スピードの問題があるからだろうと推測されます。
EMP2は新規で立ち上げたプラットフォームであるため、各種エンジニアリングのノウハウがまだ十分蓄積できていないこと。
そしてGMとの提携交渉の中で車種開発スケジュールにしわ寄せが来ていましったこと。
そんな状況の中でも新興市場攻略のために車種開発は続けなければならなかったため、影響が少なく開発ノウハウがある程度蓄積されている既存のプラットフォームを使って開発だけ先にスタートしていた、ということが考えられるわけです。
また、中国市場をメインに見据えた車種ということで、あまりグローバルな展開を意識しないでも済むので在りモノでさっさと開発してしまおうという思惑も透けて見えます。
さてこの6008。
中国市場がメインと言いながらも、欧州市場への投入についても積極的に考えているようです。
欧州のSUV市場の80%は前輪駆動の4x2が占めているようですが、本格的4x4のプラットフォームを持っていないPSAとしては、HYbrid4で対応することが可能だとしています。
DS Wild Rubisの欧州市場への投入については検討中としてなかなか慎重な姿勢を崩さないのとは対照的に、プジョーブランドは売れる車種はどんどん売るという方針なのかもしれません。
まぁ、プジョーの4ケタはある意味実験みたいなものなので、やるだけやってみるのは悪くないんじゃないでしょうか。
日本では…売らないだろうなぁw
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