昨年12月にPSAとGMの提携内容が決定して、その流れの中でやっと以下のようなニュースが報じられました。
プジョーシトロエンとGM、ミニバン共同生産
上記12月のエントリーで4つの提携内容に触れておりますが、その中の(2)のBセグメントMPVが今回のニュースに該当します。
残念ながら(3)で触れた新世代Bセグメントプラットフォームはまだ間に合わないと思われますので、208でも使った旧来型のアップデートで対応といったところでしょうか。
このニュースでキモになる部分は、2016年に登場するというBセグメントMPVは、PSAのBセグメント用プラットフォーム、パワートレインなどを使いながらも、
エンジニアリングはオペル側で行うという点です。
PSAも開発リソースが限られているのでこのあたりはMPVの開発に長けているオペルに委託したというのが実情でしょう。
ここで開発される車種はオペルのメリーバ後継、シトロエンのC3ピカソ後継、ひょっとするとプジョーにもバッジエンジニアリングで投入されるかもしれません。
個人的気にオペルのMPV(歴代ザフィーラ、メリーバ)は傑作だと思っていたので、そのエッセンスを受け継いだ車種がPSAのラインナップに加わるのは非常にウェルカムであります。
日本で発売すれば、の話ですけど。
いずれにしても、今後のPSAのロードマップにおいて重要なBセグメントMPVのピースがこうしてやっと埋められたことは良かったと思います。
ひとつだけ心配事があるとすると…
オペルの車種はメカニカルな部分で信頼性に欠けるところがあるので、それがPSAのリソースを使うことでどれだけ精度の高い製品に仕上げられるか。
それだけだと思います。
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