クルマの中でもYoutube…ってこれはヒドいw


もちろんジョークなわけですが。
クルマの運転中にヒマを感じることがあるのは事実です。
そのために従来からラジオやカーオーディオがあったりしたわけです。
最近ではナビゲーションにテレビ機能が搭載されていますが、建前上は運転中に見てはいけないことになっています。

なぜか?

当然のことながら、運転中に視線を外すことがとても危険なことだからです。
当BLOGでも何度も指摘しましたね。

しかし、クルマの中における娯楽(俗に言うInfotainment:インフォテインメント)は今後のドル箱市場であり、通信キャリアやサービス会社、そして自動車メーカーが新たな収益源としてこぞって研究開発を進めております。

それは概して大型のディスプレイを搭載し、そこで楽しめるコンテンツをいろいろ用意するといった流れになります。
当然通信モジュールを搭載して常時ネット接続することで、リアルタイムに情報を取ることも含まれます。

その先には当然、フロントガラスに投射してディスプレイ代わりに使うというアイディアが研究されております。

上記の映像は、そうした未来の行き過ぎた姿を茶化したものですが、あんなにデカくYouTubeの画面が表示されれば、当然のことながら運転に集中することはできません。

また、サイドウィンドウに関連動画を表示して、それをマウスwで操作させようとしたら、追突事故は免れません。
早送りはアクセルペダルを軽くタッチとか、バカにするにも程がありますw

ただし、この中で音声認識による操作を当然のように組み込んでいたりと、割と現実的な部分も見せていて、ジョークの割には良く出来ているなぁ、という印象です。

そういえば、GoogleGlass(メガネの形をしたヘッドマウントディスプレイ)を装着しながらの運転にNGを出したアメリカの自治体もありましたな。

「CarTubeで人生変わったよ」
「どういたしまして」

こんな感じで強烈に皮肉った映像になっておりますが、実はこれ、そう遠くない未来に不謹慎な話でもなくなる可能性があるわけですね。

というのも、Googleを筆頭に自動運転に対する技術研究が進んでおり、公道でのテストも行われるようになってきました。
日産は2020年までに実用化を目指すとまで宣言してますし。

万全とまでは行きませんが、プリクラッシュセーフティで時速50km/h程度から自動ブレーキで停止する装置は既に市販車に搭載されるまでに至りました。

レーンキープシステムという走行レーンを逸脱したら警告を発する装置や、前車追従型のオートクルーズコントロールも当たり前になりつつあります。

あと残されているのは、自動的に路面の状況に沿ってハンドルとアクセル、ブレーキをコントロールしてくれる機能の実現です。

つまり、基礎技術としてはほぼ完成されていることになるわけです。
問題はイレギュラーなシチュエーションにどれだけ対応できるか、という話になってきています。

日本のような複雑な道路環境に適応させるにはまだまだ時間が掛かるでしょうが、アメリカのようにほぼ直線のハイウェイを自動運転で移動するというのは、それほど難しいことではないわけです。

もし自動運転が実用化されたなら、当然このCarTubeのような世界が実現する可能性は逆に極めて高くなります。

アメリカ人にとって、単調なハイウェイの移動の効率化と車内娯楽の充実は、それこそ夢見る世界であるわけですから。
(このあたり、通勤に電車を使うことの多い日本人にとっては理解しづらい感情ですが)

そんなわけで、今は不謹慎とかブラックジョークで済ませている話も、いつかはコロっと替わるかもしれないよ、なんて話でした。
 
 

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