ゼビウス30周年関連商品あれこれ

 
今年の初めにナムコサウンドチームがトリビュートアルバムを出して以来、あまり目立った動きのないゼビウス30周年イヤーとなっておりますが。

それでもぼちぼち注目すべき作品が出てきております。
っていうか、いろいろ出ていましたのでご紹介します。

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XEVIOUS 30TH ANNIVERSARY TRIBUTE (iTunes)

バンダイナムコのサウンドスタッフが集結して制作された、公式のトリビュートアルバムです。レビューはこちら。
このアルバムについては当BLOGでも何度か触れてきましたが、各楽曲の制作された意図みたいな解説をもう少ししっかりやってくれたらもう少し深く楽しめるのにな、と思っております。発売後の目立ったプロモーションもされておらず、せっかく作ったのにもったいなぁ、と思っております。
個人的には好きなアルバムではありますが。
iTunesによる配信限定。ソルバルウペーパークラフトのPDFがオマケで付いてきます。


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遠山茂樹作品集・インタビュー前編(資料系同人誌/B5判/260ページ)

ゼビウスのメカニックを担当した遠山さんの作品を中心に260ページものボリュームでまとめられた同人誌です。
同人誌方面はノーチェックだったんですが、ゼビウスを始めとして遠山作品がしっかりまとめられており、資料的にも価値のある一冊になっています。サンプルページでご確認あれ。
ゼビウスに関しては、遠藤さんが描いた初期イラストや設定などの生原稿を見せてもらったことがありますが、ちゃんとした形でまだ世に出ていないので、こうした形でもいいので資料的にまとめた本が出るとおもしろいかもしれませんね。


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ナムコクラシックアンソロジー (バーズコミックス スペシャル)

東京トイボックス&大東京トイボックスでお馴染みのうめ先生を筆頭に、15名の作家によるナムコ黄金期のアンソロジーです。
東京トイボックスの連載当時、ドルアーガの塔がストーリー上重要な役割を演じていたのをたまたま見つけて、遠藤さんを焚きつけて単行本の帯を書くに至ったなんて懐かしい話もありましたが、ゲームが好きな作家さんが好きに描いたアンソロジーというのは、心に響くものがあるんですよねぇ。
個人的に超オススメです。


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ゼビウス ソルバルウ (NONスケールプラスチックキット)

完成度からすれば、RCベルグが制作したソルバルウの方がはるかにデキがいいんですが、残念ながらガレージキットということで敷居が高いと感じた人も多かったようです。

その後に発売されたカラーレジンキットのソルバルウ3機合体セットは、ガレージキットに比べてはるかに作りやすく、ゼビウスファンにはたまらない完成度で発売されたのですが、こちらもワンフェスや通販限定といった形でしか販売されませんでした。

そんなわけで、プラスチックキットとしてWAVEが発売したこちらの商品であれば、立体造型としてのソルバルウを手元に置くことができます。
ノンスケールというのが惜しいですが、悪くはありません。

あとは関連商品という感じになりますが。

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スーパーゼビウス

今更語るまでもない、YMO散開後の細野晴臣が手がけた、初のゲームミュージックアレンジとなるスーパーゼビウス。
今聴いてもその迫力に背筋がゾクゾクってなります。ナムコ・ビデオ・ゲーム・ミュージックとともに、手元に置いておきたい1枚です。


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小説ゼビウスファードラウトサーガ (fukkan.com)

そして最後に。
やはりゼビウスを語る上で忘れちゃいけないのが、遠藤雅伸著の小説版でしょう。
残念ながら新品での入手が難しくなっておりますが、これでも一時期よりは値段下がったんですよ。

「プレイするたびに謎が深まる!」

のコピーどおり、ゼビウスは謎を解き明かすような感覚にゾクゾクしたものですが、遠藤さんがゼビウスで本来描こうとしていた世界はどのようなものだったか。
この小説版で深く語られております。



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