ご存知熊本のご当地キャラであり、ゆるキャラビジネスの成功例としても取り上げられることの多い「くまモン」でありますが、こういう方向にも展開されております。
MINIから、くまモン仕様の特別な『くまモンMINI』が誕生。
今更言うまでもありませんが、くまモンはライセンス料フリーでキャラクターを使用することができ、企画する側は低予算で人気のキャラクターを使って商品が作れるわけです。
くまモン側は、こうした形でキャラクターが広く露出すれば、結果として熊本のプロモーションになるという割り切った姿勢により互いの利益が一致した、という話であります。
この相互利益によりくまモングッズが大量に世に放たれ、認知度向上によりヒットしたわけです。
今回のプロモーションは、体としてはイギリスでも歴史のあるクマのキャラクターである「パディントン ベア」がくまモンをイギリスのMINIのオックスフォード工場に招待した、ということになっていますが、企画の主導はあくまで日本側です。
日本からくまモンの移送・・・いやいや、移動費用と、ベース車両のデコレーション費用以外のコストは発生していないわけで、これで軽く話題が取れればそれでOK的な、BMW MINIにしてはなんともお手軽なプロモーションだな、という気がしました。
従来のどちらかといえばクールなBMW MINIのイメージと、くまモンMINIのイメージは必ずしも相容れるものではありませんが、逆に
従来のBMW MINIのイメージだけでは伸びしろが少なくなっているのも事実です。
ここらで少し柔らかめのプロモーションを打つことで、
BMW MINIの支持層拡大を狙ったと考えるのが妥当かと思われます。
とはいえ、これを全国いっせいに展開するのもイメージ悪化のリスクがあるわけで、実車は熊本での展示に限ったり、全国ディーラーでもこの週末3日間にくまモンMINIのステッカーのプレゼントにとどめるといった、様子を伺う感じも見受けられます。
で、肝心なことは、
このくまモンMINIはプロモーション用に作られただけで、販売はされないということです。
まぁ、絵面としておもしろいものが撮れればそれでよし、というところでしょうかね。
まぁそれでも、企画にはくまモンのデザイナーが絡んでいたりと、ちゃんとやるべきことはやってるようです。
どうせカッティングシートで作ってるんでしょうから、2、3台限定で販売してみてもいーんじゃねーかとは思います。
それじゃ、そういうことで。
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