2008がヨーロッパで好調

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Peugeot will double output of 2008 small SUV


プジョーさんにとっては久々にいい話。
欧州で発売されたBセグメントクロスオーバーSUVの2008がすでに16000台を超える好調な受注のため、東フランスのミュルーズ工場での生産を月間5000台から月間10000台まで倍増させることを決めたとの事。

IHSも、2008がBセグメントSUV市場で現在のカテゴリリーダーである日産のJUKEを抜いて2008がトップに躍進するとの予想をしている。
プジョーにとっては追い風になるデータだ。

IHSは、欧州におけるBセグメントSUVの市場規模は昨年に15万台から2015年までに50万台以上に拡大すると予想しており、その中で2008がどれだけ存在感を発揮できるのか。
少なくとも出足は非常に好調と言っていいだろう。

ちなみに、今年の4月までに日産JUKEは38383台、オペル/ヴォクソール Mokkaは25853台を販売している。
(ついでに、まったく同じコンセプトでルノーがCapturを投入してくるので、このカテゴリも大激戦にはなるのだが)

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▲ルノー Captur

PSAのフランス国内工場でのリストラが騒ぎになっている中で、プジョーがどのように生産計画を立てるかという点も注目だが、2008に関しては2015年に20万台の販売を目指しており、そのうち10万台を欧州および南米・中国以外の市場向けにフランスのミュルーズ工場で生産。
45000台を中国、55000台をブラジルで行う計画を立てているとのこと。

つまり、日本に導入される2008はミュルーズ工場製ということになる。
中国生産分が入ってくるとかホラ吹いてる奴は改めるように。


2008はPSAにとってグローバルモデルとして各地で同品質の車両を生産するため、クオリティコントロールにじゅうぶん注意が必要になりそうだ。

まぁ、日本向けの仕様はミュルーズでの生産が安定した頃に製造されることになるだろうから、あまり神経質にならなくてもいいのかもしれない。

それより、208で発生しているタッチパネルの中途半端な日本語化や機能制限といった仕様を詰める部分にきちんと時間を割いて欲しいものだ。
 
 

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