

クロスオーバーSUVのベストセラーとして世界で大ヒットした日産のキャシュカイ(日本名:デュアリス)の2代目のモデルチェンジが秒読みに入っておりまして。
多くのメーカーがキャシュカイフォロワーを次々と投入してくるなど、カテゴリリーダーとしての存在感を発揮して、モデル末期にも関わらず未だに欧州では好調なセールスを続けております。
しかし競争は激化しており、カテゴリリーダーであるが故にモデルチェンジの難しさというのも同時に存在するわけです。
ヒットモデルの次はなかなか当たらないというジンクスもあったりしますので。
とはいえ、日産としてはイギリスのサンダーランド工場での生産を決めており、大幅な設備投資をしております。
是が非でも欧州でしっかり売れるプロダクトにしなければなりません。
で、
その辺の話を1年前に書いたんですが、そこからいくつか情報がアップデートされました。
http://www.autoexpress.co.uk/nissan/qashqai/63525/new-nissan-qashqaihttp://www.autoexpress.co.uk/nissan/qashqai/63822/nissan-qashqai-2-will-be-dropped
ポイントとなるのは、
・新世代モジュラープラットフォーム採用 ・2015年にPlug-in Hybrid仕様の投入 ・イギリスでの販売開始は2014年初め ・7人乗りロングボディのキャシュカイ+2は設定されず ・代わりにX-TRAILに3列シート車を設定
日産でも「CMF(Common Module Family)」と呼ばれるモジュラータイプのプラットフォーム採用を進めておりまして、キャシュカイは次期X-TRAILや次期メガーヌと同じ構造のプラットフォーム採用第一弾として投入されるようです。
商品コンセプトとしてスタイリッシュなデザインとより進化したテクノロジーの採用を謳っておりまして、その切り札となるのがプラグインハイブリッド(PHEV)仕様の投入です。
もともと日本向けにはハイブリッド仕様の導入がウワサされておりますのでその流れの一環になろうかと思いますが、ハイブリッドで出遅れた日産がセレナのようなインチキハイブリッドではなく、メインストリームの車種に本気でハイブリッド車を投入するのはそれなりに覚悟があってのことと思われます。
三菱自動車の新型アウトランダーにPHEVが設定されたことでSUVにもハイブリッドの波が押し寄せつつありますが、走行性能が高く評価されたキャシュカイがPHEV仕様でどの程度のパフォーマンスを発揮するのか注目したいところです。
ただしひとつ残念なのは、キャシュカイの好調を支えた3列シート仕様である
キャシュカイ+2が、新型には設定されないという方針のようです。
代わりに新型X-TRAILに3列仕様を設定することで、需要はそちらが受け持つという役割変更が決められたようです。
これは現行キャシュカイ+2の3列目が実質的に子供専用で、まさしく+2の役割しか果たしていないことに起因します。
キャシュカイに比べればX-TRAILの方が大型になるため、3列シートの居住性を重視するならX-TRAILをどうぞという流れはわからなくもありません。
しかし、キャシュカイの数少ない欠点として、荷室の奥行きが足りないという点があります。
元々ハッチバックとSUVのクロスオーバーとして開発された経緯があるので止むを得ない部分もありますが、ステーションワゴン的な積載性を求めるニーズはやっぱりあるわけです。
っていうか、それは私のことでもあるのですが。
http://kaisendon.seesaa.net/article/92664266.htmlhttp://kaisendon.seesaa.net/article/105108034.html
キャシュカイ+2はそんなニーズに応えることができていたので、これが新型でラインナップされないというのは個人的に非常に残念であります。
せめて新型キャシュカイがMTBが入るぐらいのカーゴスペース長を確保していてくれることを期待することにしましょうか。
新型キャシュカイ(デュアリス)は今年の秋に発表、日本でも年明けぐらいには販売開始の予定です。
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