
June 30,2013
Peugeot
returns to Pikes Peak
PSAグループで国際的にメジャーなモータースポーツ活動はシトロエン勢が目立つ状況であり、WRCやル・マンの撤退などにより、プジョースポールの名が話題になる機会がここ最近はほとんどなかった。
(IRCなどの選手権で207や208が活躍していることを知っているのはモータースポーツをよくチェックしているファンぐらいのものだろう)
プジョーはメジャーな選手権にワークス参戦はしていなかったものの、競技用の207 S2000を長らく供給し、208でもレギュレーションに沿って208 R5(T16)をリリースしている。
つまり、モータースポーツへの取り組みはずっと続けてきたということだ。
そんなプジョーが、最新の208 T16を引っさげてパイクスピークに帰ってくるという。
モンスター田嶋が大記録を打ち立てたり、かつてプジョーに乗ってWRCで活躍したマーカス・グロンホルムがフォードのフィエスタで参戦しながらも芳しい結果を残せなかった、あのパイクスピークだ。
モンスター田嶋が大記録を打ち立てたり、かつてプジョーに乗ってWRCで活躍したマーカス・グロンホルムがフォードのフィエスタで参戦しながらも芳しい結果を残せなかった、あのパイクスピークだ。
ヒルクライムレースとして国際的に抜群の知名度と難易度を誇るこのイベントに、プジョーもかつて205 T16や405 T16でチャレンジしていたが、しばらく間が空いてしまい、20数年ぶりの復活ということになったわけだ。
パイクスピークは単発のイベントではあるが、登り最速を目指してあらゆるチャレンジャーが集う、アメリカならではのすばらしいモータースポーツイベントだ。
ローブ死ね。
氏ねじゃなくて、死ね。
などとWRCで負けないローブをdisっていたのは過去の話。
シトロエンの資金難と、ローブ自身のモチベーションの問題から、2013年のWRCには4戦だけスポット参戦し、その他の活動にシフトすることを発表していたローブだが、まさかパイクスピークにプジョーと組んで出てくるとは思わなかった。
詳細は後日明らかになるのだろうが、プジョーにとってこれほど強力な体制は無いと言えるだろう。
逆に言えば、プジョーは本気でパイクスピークを勝つつもりでいる、と言ってもいいだろう。
プジョーがパイクスピークに再び参戦することを決めたのは、WRCのように各地を転戦するイベントではないため比較的低コストでの参戦が可能なこと。
国際的に認知度の高いイベントであること。
205GTiの再来と公言している208GTiのプロモーションを兼ねるには最適なレースであること。
こうした理由が考えられる。
▲グロンホルムのチャレンジの模様
パイクスピークは単発のイベントではあるが、登り最速を目指してあらゆるチャレンジャーが集う、アメリカならではのすばらしいモータースポーツイベントだ。
ストイックなチャレンジでもありながら、モータースポーツのお祭りとして底抜けの楽しさも併せ持つイベントなので、世界中にファンがいたりする。
で、このプジョーの参戦の情報で一番驚いたのが、ハンドルを握るのが、セバスチャン・ローブであるということだ。
で、このプジョーの参戦の情報で一番驚いたのが、ハンドルを握るのが、セバスチャン・ローブであるということだ。
ローブ死ね。
氏ねじゃなくて、死ね。
などとWRCで負けないローブをdisっていたのは過去の話。
シトロエンの資金難と、ローブ自身のモチベーションの問題から、2013年のWRCには4戦だけスポット参戦し、その他の活動にシフトすることを発表していたローブだが、まさかパイクスピークにプジョーと組んで出てくるとは思わなかった。
詳細は後日明らかになるのだろうが、プジョーにとってこれほど強力な体制は無いと言えるだろう。
逆に言えば、プジョーは本気でパイクスピークを勝つつもりでいる、と言ってもいいだろう。
プジョーがパイクスピークに再び参戦することを決めたのは、WRCのように各地を転戦するイベントではないため比較的低コストでの参戦が可能なこと。
国際的に認知度の高いイベントであること。
205GTiの再来と公言している208GTiのプロモーションを兼ねるには最適なレースであること。
こうした理由が考えられる。
もちろん懸念材料もある。
同じPSAグループとはいえ、ローブが208を乗りこなすまでの時間が十分に確保できるのか?
ヒルクライムアタックというパワーを要求されるレースに適した車両の開発ができるのか?
世界最高のラリードライバーであるローブを走らせる以上、当然ながら最高の結果を求められる。
しかし、2010年にグロンホルムがフィエスタで参戦したときは、オーバーヒートで思ったほどの結果を出すことができなかった。
同じPSAグループとはいえ、ローブが208を乗りこなすまでの時間が十分に確保できるのか?
ヒルクライムアタックというパワーを要求されるレースに適した車両の開発ができるのか?
世界最高のラリードライバーであるローブを走らせる以上、当然ながら最高の結果を求められる。
しかし、2010年にグロンホルムがフィエスタで参戦したときは、オーバーヒートで思ったほどの結果を出すことができなかった。
▲グロンホルムのチャレンジの模様
つまり、ドライバーよりはクルマの完成度の方が遥かに重要になってくる。
せっかく参戦するのだから、完成度の高いクルマを用意して、ローブに最高のパフォーマンスを発揮してもらいたいものだ。
もしここで208がクラス優勝でもしようものなら、208のスポーツイメージ向上に大いに貢献してくれるだろう。
そしてそれは、プジョーの最もスポーティなモデルである208GTiのプロモーションにもプラスになるはずだ。
しかも、このパイクスピークチャレンジは、プジョージャポンにとってはプロモーションの絶好の機会になっている。
パイクスピークの開催は6月30日。
日本国内で208GTiが発売されるタイミングも近いはずだ。
だったら、パイクスピークをプロモーションの柱として活用すればいい。
時差の問題があるのでなんとも言えないが、可能であればパイクスピークの模様をパブリックビューイングでもやってみたらどうだろうか?
会場に208GTiを持ち込んで内覧会も兼ねたイベントにすれば、潜在顧客は喜んで集まると思うけどね。
今のプジョーに必要なことは、元気のいいところを見せること。
その格好の題材が提供されるのだから、これを利用しない手は無いと思うけど。
結果が残念なことになったら、それはそれってことで。
注目が集まれば、プロモーション効果としてはさしてマイナスにはなるまい。
とにかく、今年のプジョー関連で最高の話題が提供されたことが、個人的には非常に嬉しい。
ローブがんばれ。
超がんばれ。
死ねと言ったことは撤回するから。
せっかく参戦するのだから、完成度の高いクルマを用意して、ローブに最高のパフォーマンスを発揮してもらいたいものだ。
もしここで208がクラス優勝でもしようものなら、208のスポーツイメージ向上に大いに貢献してくれるだろう。
そしてそれは、プジョーの最もスポーティなモデルである208GTiのプロモーションにもプラスになるはずだ。
しかも、このパイクスピークチャレンジは、プジョージャポンにとってはプロモーションの絶好の機会になっている。
パイクスピークの開催は6月30日。
日本国内で208GTiが発売されるタイミングも近いはずだ。
だったら、パイクスピークをプロモーションの柱として活用すればいい。
時差の問題があるのでなんとも言えないが、可能であればパイクスピークの模様をパブリックビューイングでもやってみたらどうだろうか?
会場に208GTiを持ち込んで内覧会も兼ねたイベントにすれば、潜在顧客は喜んで集まると思うけどね。
今のプジョーに必要なことは、元気のいいところを見せること。
その格好の題材が提供されるのだから、これを利用しない手は無いと思うけど。
結果が残念なことになったら、それはそれってことで。
注目が集まれば、プロモーション効果としてはさしてマイナスにはなるまい。
とにかく、今年のプジョー関連で最高の話題が提供されたことが、個人的には非常に嬉しい。
ローブがんばれ。
超がんばれ。
死ねと言ったことは撤回するから。
この記事へのコメント