先週ぐらいからプジョーさんのメルマガに登録している方には妙なメールが届いているかと思われますが、何やらアンケートなのだそうです。
この手の販促用メールの費用対効果を考える上で、読者がどれぐらいアクションを起こしたかどうかということを把握するのは重要なわけですが、長らくメール配信を受け取ってきましたが、こういうことをプジョーさんがヒアリングするのは当方が記憶している中では初めてな気がします。
こういったヒアリングをするのはたいてい理由があります。
・業績が伸び悩んでいる(≒うまくいっていない)
・販促方法を見直したい
・ニーズがどこにあるか把握したい
大抵の場合は、販促施策が思ったように実績に結び付かないことから見直しをしたいという理由が多いのですが、メール配信における
「受信」
「開封」
「クリック」
「サイト閲覧」
「コンバージョン」
という指標において、コンバージョンはおろかそれ以前の指標が芳しくないのでしょう。
まぁ何も改善の検討をしないよりははるかにマシです。
で。
せっかくのアンケートするなら効果的な質問をした方がいいとは思うのですが、
それにしても聞きたい項目がこれですか…?
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Q:プジョーディーラーに行ったことがありますか?
⇒はいの方、「きっかけ」を教えてください。
⇒いいえの方、プジョーディーラーに行こうと思ったことはありますか?
⇒いいえの方、なぜプジョーディーラーに行こうと思ったことがないのか、教えてください。
Q:プジョーからのメールニュースであったらいいと思うものを教えてください。
Q:Facebookのプジョーアカウントに「いいね」していますか?
Q:プジョーからのメールニュースを受け取る頻度はいかがですか?
Q:他社も含めて、受け取ったメールニュースの内容を読みますか?
Q:プジョーに関するご意見等ございましたらご記入ください。
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販促メールに登録している人は、何らかの理由で能動的にプジョーに興味を持った人ということになりますので、彼らがメールを受け取ってどこまでアクションを起こしたか?ということを把握するのは大切です。
クルマの販促メールは大抵の場合、新型車(および特別仕様車)など、購入のフックになりそうなきっかけの商品(またはサービス)をリリースした上で配信されます。
メールの配信に対してディーラーを訪れる人が少ないとすると、どこに問題があるのかを明らかにしなければなりません。
メールの内容が悪いのか?
紹介している商品が悪いのか?
そもそも読まれていないのか?
少なくとも、配信メールに登録していてもディーラーへ行くというアクションを起こさないのであれば、読者側の熱量がなかなか上がらないのが理由ではあるわけですが…
「どんな情報だったら興味を持ってもらえるのか?」と「プジョーに関するご意見をご自由に。」という質問でアンケートは終わるわけですが、この辺りの質問を見るとどうも
・販促方法を見直したい
・ニーズがどこにあるか把握したい
「開封」
「クリック」
「サイト閲覧」
「コンバージョン」
まぁ何も改善の検討をしないよりははるかにマシです。
それにしても聞きたい項目がこれですか…?
⇒はいの方、「きっかけ」を教えてください。
⇒いいえの方、プジョーディーラーに行こうと思ったことはありますか?
⇒いいえの方、なぜプジョーディーラーに行こうと思ったことがないのか、教えてください。
Q:Facebookのプジョーアカウントに「いいね」していますか?
Q:プジョーからのメールニュースを受け取る頻度はいかがですか?
Q:他社も含めて、受け取ったメールニュースの内容を読みますか?
Q:プジョーに関するご意見等ございましたらご記入ください。
紹介している商品が悪いのか?
そもそも読まれていないのか?
と中の人が認識しているような気がしないでもありません。
まぁ、商品内容に関しては日本法人で簡単にどうこうできる話ではありませんので、どうやって商品の魅力をアピールしていったらいいか?という点を模索するのもわからないわけではないのですが…
それにしても、せっかくアンケートをやるんだったらもう少し根本的な部分についての意識調査をちゃんとやった方がいいんじゃないかと思うことも多々ありまして。
特に、208、5008が登場してもなかなか上向かない販売台数と、そしてプジョー界隈を取り巻く熱量が上がらない原因とか。
メールという媒体そのものが販促効果が薄れてきているのは事実ですが、それでも未だに消費者の5割近くがメールから情報を取得しているという現状があるわけですので、やり方次第では効果は上げられるわけでありまして。
ただ、そのやり方というのは単に販促メールの内容を充実するということではなく、その先のWEBページの構成、そして商品力が十分に備わっていることが大切です。
果たしてどれぐらいのアンケートの回答が集まるのか。
そしてその結果からプジョーさんはどんな改善施策を打ち出してくるのか。
興味深く見て行くことにしましょうかね。
そしてその結果からプジョーさんはどんな改善施策を打ち出してくるのか。
興味深く見て行くことにしましょうかね。
この記事へのコメント
Mr.T
海鮮丼太郎
コメントありがとうございます。
おかげさまで当BLOGの7割近くがプジョーネタとなっております。
ちょっとした縁からプジョー海苔になって、俯瞰目線であれこれ書いてきたらこんな感じになってしまいました。
たかが10年の付き合いですので、プジョーを愛しているというほどではありませんが、少なくとも今は好きなメーカーであり、可能な限りは応援したいと思っています。
(その割に書いてることはキツめであることは自覚してますが)
プジョーに対する要望っていうのは人それぞれあると思うんですよね。
価格戦略については何度も書いてきましたが、現在のプジョーの立ち位置、また求められるキャラクターからすれば、期末大幅値下げなどよりはリストプライスを戦略的な価格に設定したほうがいいと思うわけですね。
フォードのように大幅値下げなどを繰り返せば、非キャンペーン期間に正規に買うのがバカらしくなりますし。
他にも思うところはいろいろありますが、ぼちぼちBLOGの方でも書いていこうと思います。