ぼのぼのである。
あまりマンガのコレクションをしないおいらが、スヌーピーと並んでひたすら買い続けている哲学的なストーリー4コママンガだ。
1995年にそのTV版が放映され、終了から長らくDVD化されることがなかったこのシリーズが、いよいよ全48話を2巻に分けてDVDボックスとして発売されることになった。4月20日発売。
TVアニメシリーズ 『ぼのぼの』 DVD-BOX vol.1
TVアニメシリーズ 『ぼのぼの』 DVD-BOX vol.2
1作品12分程度の番組だが、これが24話分入って10,500円。
2巻セットだと12分x48話=約560分で21,000円っていうのは、DVDボックスとしては妥当なところだろうが、それでも今までリリースされてこなかった事を考えるとこれはもう手放しで喜んでしまう。
で、お子様向けアニメのような作りになっているが、実は原作同様かなり哲学的なテーマをかわいらしいキャラクターに語らせるところが見事だったりする。
クレヨンしんちゃん映画版と同じコンセプトで作られたTVアニメだと表現すれば納得してもらえる人も多いんじゃないか。
特に、原作以上に存在感を発揮している『しまっちゃうおじさん』が、死のメタファーとしておいら達押入れに閉じ込められた経験を持つ世代にとってはリアルに感じられて面白い。っていうか、怖い。
悪いことをするとリアルに引っ叩かれるより、想像上の怖いものに閉じ込められてしまうという想像のほうが、どんどんエスカレートしていき、低年齢の子どもの深層に与える影響も大きいだろう。
そんなわけで子どもの情操教育にも役立つこのDVD、ウゴウゴルーガDVDボックスと並んでお薦めのタイトルだったりする。
「楽しいことって、なんで終わっちゃうんだろう?」
そんな最終回から子どもがどんなことを感じるのか。
それを考えさせて、語らせることが大事だと思うよ、ホント。
この記事へのコメント
デンジン
最初のうちのちょっとしか見てなかったけど。