Winner | Volkswagen Golf | 414 |
2nd | Subaru BRZ /Toyota GT86 | 202 |
3rd | Volvo V40 | 189 |
4th | Ford B-Max | 148 |
5th | Mercedes A-Class | 138 |
6th | Renault Clio | 128 |
7th | Peugeot 208 | 120 |
8th | Hyundai i30 | 111 |
各国の審査員がどの車種に投票したかは上記リンクを参照してもらいたいが、総じて言えることは、ゴルフVIIがあらゆる面での話題を独占し、単発で話題になった他のノミネート車を圧倒した、という点だろう。
・MQBプラットフォームによる生産
・グローバル展開を見据えたコスト構造
・充実した安全装備
・走行性能を含めた車種としての総合的な評価
世界初の歩行者エアバッグなど先進的な安全性をアピールしたV40。
若年層向けにコンセプトを大きく変えて意欲的にチャレンジしたA-Class。
フレンチ勢の基幹車種として気合いの入ったモデルチェンジをしたClioと208。
ピープルムーバーとして高い完成度を誇るB-Max。
恐らく、日本のカーオブザイヤーもゴルフが受賞するのはほぼ確定と言っていいだろう。
注目すべきは2位以下の状況だ。
しかし、堂々の2位は誇っていいだろう。
ライバルとなるV40と比べても50ポイント以上離されているのはなぜなのか?ここは少し突っ込んで考察したいところだ。
特にノルウェイの選考員はゴルフよりB-Maxに最高得点を与えている。
これは非常におもしろい。
出来は悪くないのだが、積極的に誉める点も見出せない。
そんなところがポイントが伸びない理由になっているようだが、改めてプジョーを取り囲む環境の厳しさを感じさせられる。
安いという以外にあえて評価するポイントが無いという理由もさることながら、昨今欧州市場に対して激しく攻め込んできている韓国車に対する心理的な拒絶反応がまったく無いか?と問われれば嘘になるだろう。
さまざまな価値観を持つ国から選考員が投票して決まった今回のカーオブザイヤー。
それら異なる基準を持つ選考員が集って選んだことに欧州COTYのおもしろさがある。
これは北米COTYや日本のCOTYとは違った選考だと言えるだろう。
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