1月11日にJAIAから、2012年の輸入車販売台数が発表になりますが、減少傾向に歯止めがかかり、前年対比でも大きく数字を伸ばしているのは確実であります。
そんな好調局面に入った日本の輸入車市場のトピックを少し挙げておくことにしましょうか。
まず、新車の投入に関するトピックから。
1月 メルセデスベンツ Aクラス
2月 ボルボ V40
3月 フォード フォーカス
4月 プジョー 5008
8月 フォルクスワーゲン ゴルフ
9月 プジョー 208(仕様変更)
※あくまで予定なので前後することはありますよ
モデルチェンジに限って見てみるとこんな感じでしょうか。
フィアットグループが500Lなどのバリエーション展開に動くかもしれないですが、今のところ具体的な話は無いようです。
ルノーは新型ルーテシアが年内に投入されるはずですが、待望のDCT仕様だったりするといいでしょうね。
他にも仕様追加などのトピックがあるわけですが、このあたりはだんだんと情報が出てくるものと思われます。
今のところ、上記のとおり世界でもメジャークラスのCセグメントのHBの当たり年とも言える状況ですので、個人的には非常に注目の一年になりそうであります。
大本命は7世代目となるVWのゴルフですが、すでにこちらをはじめとしていろんな試乗記事が上がってきておりますが、どれも絶賛の嵐なので、天邪鬼としては逆に興味が薄れてきております。
唯一の興味としては、これを機に戦略的な価格設定で日本市場を本格的に攻める姿勢を見せるかどうか、というところでしょうか。
ご存知のとおり、up!では149万円~という戦略的な価格と、お得なリースプランによって中間層の掘り起こしを狙っております。
とはいいつつ、初期受注は好調だったものの、その後あまり販売が伸びていないとの話もありますが、VWとしては日本市場へ切り込むためのある程度の手ごたえを掴んでいるようです。
今年は本命であるゴルフの価格を戦略的に設定すると、大化けするかもしれません。
ポロとのバッティングの懸念がありますが、240万を切るぐらいの設定にしてくると、インパクトは大きいかもしれませんね。
それに対してもうひとつの本命としては、世界で一番売れたとされるフォードフォーカスの復活というのが大きなトピックです。
昨年末より積極的にティザーキャンペーンをやっており、こちらも海外試乗記事が出ております。
日本でもスバルのアイサイトを始めとしたプリクラッシュセーフティの搭載が目立ってきましたが、欧州でも2014年のEURO NCAP審査において、プリクラッシュセーフティの有無によって評価が変わることになっており、実質的な義務化の方向へと向かっております。
VWのup!が最初から衝突回避制御を標準搭載してきたのもそういった事情があるからであって、今後新規に発売される車種では標準的な装備になってくるでしょう。
対して日本勢はぼちぼちオプションとして設定されてはいますが国内法での義務化までは至っておらず、義務でなければ基本的に標準装備しないという姿勢を採るため、このあたりの装備で輸入車の安全性アピールが強く打ち出されることになると思われます。
2月 ボルボ V40
3月 フォード フォーカス
4月 プジョー 5008
8月 フォルクスワーゲン ゴルフ
9月 プジョー 208(仕様変更)
フィアットグループが500Lなどのバリエーション展開に動くかもしれないですが、今のところ具体的な話は無いようです。
ルノーは新型ルーテシアが年内に投入されるはずですが、待望のDCT仕様だったりするといいでしょうね。
ご存知のとおり、up!では149万円~という戦略的な価格と、お得なリースプランによって中間層の掘り起こしを狙っております。
とはいいつつ、初期受注は好調だったものの、その後あまり販売が伸びていないとの話もありますが、VWとしては日本市場へ切り込むためのある程度の手ごたえを掴んでいるようです。
今年は本命であるゴルフの価格を戦略的に設定すると、大化けするかもしれません。
ポロとのバッティングの懸念がありますが、240万を切るぐらいの設定にしてくると、インパクトは大きいかもしれませんね。
直近でAUTOCAR誌の記事を刷り出したDMが我が家に届きましたが、そこに書かれていた予想価格が350万円というのを見てぶったまげました。
何かの冗談と思いたいのですが、こういう価格が入った記事を刷り出してDMとして送ってきたのはどういうメッセージなのか?
実際の値段はもっと低いと予想していますが、少なくともあのDMは興味を持っている者からすれば逆効果だったと思います。
さて、大本命に対してどこまで対抗できるのか。
フォードジャパンが日本市場で再びやる気を取り戻せるかどうかの重要なポイントになると思います。
もうひとつのトピックとしては、すでに多くの情報が出回っていて新鮮味が薄れた感のあるボルボのV40でしょうか。
っていうか、まだ導入してなかったんですね、コレ。
V40はV30に代わるCセグメントハッチバックではありますが、よりボルボらしいデザインと安全装備で話題になっております。
V60以降の好調さを維持しつつ、さらに台数を積み上げるための戦略車となりますので、ボルボの力の入れ具合も半端じゃありません。
おそらく、国内のCセグメントではゴルフ、Aクラスに次いで売れる車種になると思われます。
そして最後になりますが、プロダクションI.G.制作によるプロモーションアニメで話題になっているメルセデスのAクラスです。
MPVからHBへとカテゴリチェンジしてオーナー層の若返りを図る目的で導入される新型Aクラスですが、比較的高めに設定された初期限定仕様の受注は好調のようであります。
正式発表は1月17日なので、これでどれだけ話題を作れるかが本当の意味での勝負になるかと思います。
エントリークラスの価格をどの程度に設定するのか?
メルセデスバッヂにふさわしい装備とユーザ層の若返りを図る上では欠かせない買いやすい価格設定。
このバランスをどう両立させるのか、非常に興味があるところであります。
車種の話はこれぐらいにして、技術的なトレンドの話を少し。
何かの冗談と思いたいのですが、こういう価格が入った記事を刷り出してDMとして送ってきたのはどういうメッセージなのか?
実際の値段はもっと低いと予想していますが、少なくともあのDMは興味を持っている者からすれば逆効果だったと思います。
さて、大本命に対してどこまで対抗できるのか。
っていうか、まだ導入してなかったんですね、コレ。
V40はV30に代わるCセグメントハッチバックではありますが、よりボルボらしいデザインと安全装備で話題になっております。
おそらく、国内のCセグメントではゴルフ、Aクラスに次いで売れる車種になると思われます。
MPVからHBへとカテゴリチェンジしてオーナー層の若返りを図る目的で導入される新型Aクラスですが、比較的高めに設定された初期限定仕様の受注は好調のようであります。
エントリークラスの価格をどの程度に設定するのか?
メルセデスバッヂにふさわしい装備とユーザ層の若返りを図る上では欠かせない買いやすい価格設定。
このバランスをどう両立させるのか、非常に興味があるところであります。
VWのup!が最初から衝突回避制御を標準搭載してきたのもそういった事情があるからであって、今後新規に発売される車種では標準的な装備になってくるでしょう。
もう一点。
2012年はマツダのCX-5によってクリーンディーゼル市場に火がついたわけですが、このタイミングを見越してBMWが積極的にディーゼル仕様を投入してくるなど、輸入車でもディーゼルの展開が広がってきています。
日本にいち早くクリーンディーゼルを導入し、啓発活動を行ってきながら、実質的に露払いをさせられたメルセデスはおもしろくないでしょうが、これも競争ですから文句も言ってられません。
この動きがその他のブランドに及ぶかどうか。
特に欧州勢はディーゼルで環境優位性をアピールする土壌が整ったともいえるので、あとはやる気とタイミングだけになったと言えるでしょう。
ここからは個人的見解ですが、VWは新型ゴルフでディーゼル仕様の導入に踏み切ると思っております。
VWとしては一番効果的なタイミングでディーゼル導入のできる立場であるわけで、BMWが3シリーズでやったように、VWも一番の売れ筋でディーゼル導入を実現するというのはもっとも効果的であると言えます。
これと前後して、アウディに関してもディーゼル導入に動くと思われます。
高級ブランドでまだディーゼルを投入していないのはアウディだけになりましたので、ディーゼルは導入しないという前言を撤回して追随してくると思われます。
そのときはみんなで笑ってやりましょう。
あと可能性のあるのはボルボでしょうか。
すでにディーゼルハイブリッド導入については噂が出ていますが、どうしても高くなってしまうので、量販展開するためにも素のディーゼル仕様があった方が、ボルボというブランドイメージを考えても効果的ではないかと思われます。
このようにVWからボルボまでの輸入車第一グループは、プリクラッシュセーフティシステムの標準搭載などかなり戦略的な施策を打ち出してくる可能性が高いわけですが、それ以下の第2グループはあまり好意的な展望を描くことができません。
ご存知のとおりPSAグループは財務危機の問題もあって、国内市場に関しては攻めの施策を採ることができません。
ルノーはルーテシア、フォードはフォーカスで勝負に出ますが、ラインナップを絞っての展開が予想されます。
ましてやディーゼル導入の体力があるわけでもなく、話題の少ない1年になりそうであります。
2012年はマツダのCX-5によってクリーンディーゼル市場に火がついたわけですが、このタイミングを見越してBMWが積極的にディーゼル仕様を投入してくるなど、輸入車でもディーゼルの展開が広がってきています。
特に欧州勢はディーゼルで環境優位性をアピールする土壌が整ったともいえるので、あとはやる気とタイミングだけになったと言えるでしょう。
VWとしては一番効果的なタイミングでディーゼル導入のできる立場であるわけで、BMWが3シリーズでやったように、VWも一番の売れ筋でディーゼル導入を実現するというのはもっとも効果的であると言えます。
高級ブランドでまだディーゼルを投入していないのはアウディだけになりましたので、ディーゼルは導入しないという前言を撤回して追随してくると思われます。
そのときはみんなで笑ってやりましょう。
すでにディーゼルハイブリッド導入については噂が出ていますが、どうしても高くなってしまうので、量販展開するためにも素のディーゼル仕様があった方が、ボルボというブランドイメージを考えても効果的ではないかと思われます。
ルノーはルーテシア、フォードはフォーカスで勝負に出ますが、ラインナップを絞っての展開が予想されます。
ましてやディーゼル導入の体力があるわけでもなく、話題の少ない1年になりそうであります。
国内の輸入車市場のパイは再び拡大傾向にあるのは間違いないですが、その中で第2グループが踏みとどまれるか、正念場になるのではないでしょうか。
クライスラーブランドでランチアが復活したりとか、選択肢が多彩であることが日本の輸入車市場の特徴と言えるので、各インポーターの奮起に期待したいところであります。
もちろん、魅力的な施策を打ち出してくれるのであれば、当BLOGでもトピックとして書かせていただこうとは思っております。
その意味で、今年はプジョーさん以外のブランドのエントリーも少し増やしていきましょうかね、ということで。
その意味で、今年はプジョーさん以外のブランドのエントリーも少し増やしていきましょうかね、ということで。
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