ウワサを信じちゃいけないよ。
それなら中の人に直接聞けばいい。
ディーラーの営業マンからある程度の話は聞いていたが、事態はけっこう流動的だったりするので、最新状況を中の人に聞くチャンスということもあって六本木ヒルズで行われた「BODY DRIVE EXPERIENCE」に行ったわけだったりする。
中の人の名誉のために言っておくと、当然ながらPCJでさえ本国の動きをきちんと把握できているわけでもなく、あくまで現状の話であり、また方針はいつ覆るかはわからないということであって、中の人に聞いたからといってこれがすべて今後の予定とイコールではないということでご了承のほどを。
■1.2Lモデル投入は来夏以降
当初「来年夏頃」とアナウンスされていた、新型3気筒エンジンへのラインナップ刷新については、昨今のPSAを取り巻く状況が芳しくないこともあり、予定が少し延ばされることになったとのこと。
夏というより秋に近いタイミングになるのではないか、ということで当面は1.6Lの初期型モデルの生産で対応していくとのこと。
新たに追加される208 Premiumの下位グレードとなる208 Styleも、このタイミングで投入になる。
■新型トランスミッションは5速EGC
CGなどが変な誤報するから情報が錯綜したりするのだが、来年トランスミッション刷新で載せられるのは、現在欧州でディーゼル仕様に設定されているEGC(Electric Gear Control)とのこと。
また、このEGCは実質的にシトロエンのEGSと同じものであるが、多少リファインされて投入されることになる。
207に搭載されていたRMTとは別物になるので注意。
PCJとしては、今後EGCを主力トランスミッションとして採用していく方針なので、AL4との併売は(一時的にあるかもしれないが)していかないとのこと。
話を聞いた中の人は、EGCの出来に若干不安を持っているようだったが、本国の決めることなので・・・とのお話。
なおEGC搭載は、1.2Lエンジン投入のタイミングと同じ。
つまり、来夏移行ということになる。
■AL4はAT8にあらず
同じようでちょっと違う。
ちょっと違うようで同じようなもの。
シトロエンC4に採用されている、AL4のアップデート版とも言えるトランスミッションであるAT8。
C4以降に出てきたということで、AL4ではなくAT8なのでは?という疑問もあったのだが、やはり208の初期モデルに搭載されているのは207と同じAL4ユニットとのこと。
制御はかなり改善させているので、AL4搭載モデルとしてはベストに近いとのことで、
「日本でもっとも熟成した4速AT車」
と以前のエントリーで書いたが、その感想と合致する。
■今後のトランスミッションはどうなる?
ディーラーでも聞いた話だが、308に搭載されているアイシンAW製のAT6ユニットは、208に載せることができなかった、という話。
しかし、アイシンAWの別ユニットであれば載せることは不可能ではない。
それは実質的に新たなオーダーをアイシンAWに掛けるという意味であり、市場におけるATの需要を考えると、現時点では難しいのではないか、とのこと。
また、AL4を採用した理由に、やはりAL4の調達契約が影響しているとのこと。
308ではアイシンAW製のATを採用したのに、まだそこでウジウジしてるのか?とも呆れたくなるが、来夏以降のEGC搭載によってAL4は絶滅することになるので、ようやくこの契約の縛りが外れることになる。
シトロエンDS4では、当初ラインナップされていたEGSが不評だったということもあり、直近のモデルではアイシンAW製のAT6(シトロエンの呼称では6AT)を追加する事態になっている。
既報のようにPSAとしてはEGC/EGSも止める方向であり、(迷走しつつも)新型の自動変速機を用意しているのは間違いない話でもあるわけで、意外とEGCの時代も短いかもしれない、などと曖昧な話がごにょごにょとあった。
これもまた、本国が何を考えてどう決めるか?に左右されるので、現時点でハッキリしたことが言えないのもそのとおりなんだとは思うが。
■ナビゲーションはどうなった?
208の納車はすでに始まっているが、7インチのタッチパネルにナビゲーション機能がまだリリースされていない。
2013年3月にUSB経由でソフトウェア更新という形でリリースされることになるが、単にソフトウェアのインストールだけでなく、各種センサーの小型モジュールを取り付けることになるそうだ。
ナビゲーションのメーカーは非公開とのことだが、タッチパネルのOS部分と日本側で用意するナビゲーション機能を取り持つミドルウェアを開発中ということのようで、これによりタッチパネルのメニューの1つにナビゲーションが選択できるようになる、という話。
簡単なようで結構難しい作業だったりするので、遅れずにリリースされることを願いたい。
なおそれまでは、PCJとしては35000円程度の外付けPNDを斡旋し、それを取り付けて当面使用してもらうことになるそうだ。
で、タッチパネル用ナビゲーションがリリースされたらそのPNDを35000円で下取りすることで、ユーザーの追加負担を発生させないで移行できるようにする、とのこと。
なんともアクロバティックな施策ではあるが、発売日に間に合ってればスマートだったんですけどねぇ・・・
■6:4ぐらいで208 Cieloが人気
初期ラインナップの受注状況について聞いてみた。
3ドアは1割ぐらいとのことらしいが、1.6Lの5ドアの2グレードにおいては、6:4ぐらいで208 Cieloの方が受注が好調とのこと。
208になって内外装の質感が大幅に向上しているので、それであればパノラミックガラスルーフの搭載して、各種豪華装備の充実しているCieloを選ぶ客がいるのもわかる気がする。
この手クルマを早く入手して乗りたいというアーリーアダプター層は、金額をあまり気にしない人も多いので、初期受注傾向としては納得のいく話だ。
・・・ディーラーの展示試乗車の分は含んでないよね??
■5ドアMT、3ドアATは予定がない
ただし“今のところ”の注釈付き。
まずは初期ラインナップの展開と、来夏のパワートレイン刷新をきちんと行い、市場の推移を見ながら検討していくことになる、とのこと。
当然と言えば当然だが、意外と3ドアMTの問い合わせが多く
以上、中の人に話を聞けたことをまとめてみた。
次のエントリーでこれらの情報を総合した上で208についてどう考えるべきか、みたいなことをまとめてみようと思う。
ディーラーの営業マンからある程度の話は聞いていたが、事態はけっこう流動的だったりするので、最新状況を中の人に聞くチャンスということもあって六本木ヒルズで行われた「BODY DRIVE EXPERIENCE」に行ったわけだったりする。
中の人の名誉のために言っておくと、当然ながらPCJでさえ本国の動きをきちんと把握できているわけでもなく、あくまで現状の話であり、また方針はいつ覆るかはわからないということであって、中の人に聞いたからといってこれがすべて今後の予定とイコールではないということでご了承のほどを。
■1.2Lモデル投入は来夏以降
当初「来年夏頃」とアナウンスされていた、新型3気筒エンジンへのラインナップ刷新については、昨今のPSAを取り巻く状況が芳しくないこともあり、予定が少し延ばされることになったとのこと。
夏というより秋に近いタイミングになるのではないか、ということで当面は1.6Lの初期型モデルの生産で対応していくとのこと。
新たに追加される208 Premiumの下位グレードとなる208 Styleも、このタイミングで投入になる。
■新型トランスミッションは5速EGC
CGなどが変な誤報するから情報が錯綜したりするのだが、来年トランスミッション刷新で載せられるのは、現在欧州でディーゼル仕様に設定されているEGC(Electric Gear Control)とのこと。
また、このEGCは実質的にシトロエンのEGSと同じものであるが、多少リファインされて投入されることになる。
207に搭載されていたRMTとは別物になるので注意。
PCJとしては、今後EGCを主力トランスミッションとして採用していく方針なので、AL4との併売は(一時的にあるかもしれないが)していかないとのこと。
話を聞いた中の人は、EGCの出来に若干不安を持っているようだったが、本国の決めることなので・・・とのお話。
なおEGC搭載は、1.2Lエンジン投入のタイミングと同じ。
つまり、来夏移行ということになる。
■AL4はAT8にあらず
同じようでちょっと違う。
ちょっと違うようで同じようなもの。
シトロエンC4に採用されている、AL4のアップデート版とも言えるトランスミッションであるAT8。
C4以降に出てきたということで、AL4ではなくAT8なのでは?という疑問もあったのだが、やはり208の初期モデルに搭載されているのは207と同じAL4ユニットとのこと。
制御はかなり改善させているので、AL4搭載モデルとしてはベストに近いとのことで、
「日本でもっとも熟成した4速AT車」
と以前のエントリーで書いたが、その感想と合致する。
■今後のトランスミッションはどうなる?
ディーラーでも聞いた話だが、308に搭載されているアイシンAW製のAT6ユニットは、208に載せることができなかった、という話。
しかし、アイシンAWの別ユニットであれば載せることは不可能ではない。
それは実質的に新たなオーダーをアイシンAWに掛けるという意味であり、市場におけるATの需要を考えると、現時点では難しいのではないか、とのこと。
また、AL4を採用した理由に、やはりAL4の調達契約が影響しているとのこと。
308ではアイシンAW製のATを採用したのに、まだそこでウジウジしてるのか?とも呆れたくなるが、来夏以降のEGC搭載によってAL4は絶滅することになるので、ようやくこの契約の縛りが外れることになる。
シトロエンDS4では、当初ラインナップされていたEGSが不評だったということもあり、直近のモデルではアイシンAW製のAT6(シトロエンの呼称では6AT)を追加する事態になっている。
既報のようにPSAとしてはEGC/EGSも止める方向であり、(迷走しつつも)新型の自動変速機を用意しているのは間違いない話でもあるわけで、意外とEGCの時代も短いかもしれない、などと曖昧な話がごにょごにょとあった。
これもまた、本国が何を考えてどう決めるか?に左右されるので、現時点でハッキリしたことが言えないのもそのとおりなんだとは思うが。
■ナビゲーションはどうなった?
208の納車はすでに始まっているが、7インチのタッチパネルにナビゲーション機能がまだリリースされていない。
2013年3月にUSB経由でソフトウェア更新という形でリリースされることになるが、単にソフトウェアのインストールだけでなく、各種センサーの小型モジュールを取り付けることになるそうだ。
ナビゲーションのメーカーは非公開とのことだが、タッチパネルのOS部分と日本側で用意するナビゲーション機能を取り持つミドルウェアを開発中ということのようで、これによりタッチパネルのメニューの1つにナビゲーションが選択できるようになる、という話。
簡単なようで結構難しい作業だったりするので、遅れずにリリースされることを願いたい。
なおそれまでは、PCJとしては35000円程度の外付けPNDを斡旋し、それを取り付けて当面使用してもらうことになるそうだ。
で、タッチパネル用ナビゲーションがリリースされたらそのPNDを35000円で下取りすることで、ユーザーの追加負担を発生させないで移行できるようにする、とのこと。
なんともアクロバティックな施策ではあるが、発売日に間に合ってればスマートだったんですけどねぇ・・・
■6:4ぐらいで208 Cieloが人気
初期ラインナップの受注状況について聞いてみた。
3ドアは1割ぐらいとのことらしいが、1.6Lの5ドアの2グレードにおいては、6:4ぐらいで208 Cieloの方が受注が好調とのこと。
208になって内外装の質感が大幅に向上しているので、それであればパノラミックガラスルーフの搭載して、各種豪華装備の充実しているCieloを選ぶ客がいるのもわかる気がする。
この手クルマを早く入手して乗りたいというアーリーアダプター層は、金額をあまり気にしない人も多いので、初期受注傾向としては納得のいく話だ。
・・・ディーラーの展示試乗車の分は含んでないよね??
■5ドアMT、3ドアATは予定がない
ただし“今のところ”の注釈付き。
まずは初期ラインナップの展開と、来夏のパワートレイン刷新をきちんと行い、市場の推移を見ながら検討していくことになる、とのこと。
当然と言えば当然だが、意外と3ドアMTの問い合わせが多く
以上、中の人に話を聞けたことをまとめてみた。
次のエントリーでこれらの情報を総合した上で208についてどう考えるべきか、みたいなことをまとめてみようと思う。
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