フランス政府がPSA救済へ動く

PSAを取り巻く状況は、GMとの資本業務提携に絡んで製造から金融界隈での話題が多くなってきておりまして、その分企業がどのような状態に置かれているかというのがGM経由のニュースとしてよくわかるようになってきました。

閉鎖的と言われるPSA、特にプジョー家の思惑のコントロールが利かなくなってきているということなのかもしれません。

どちらにしても、グローバルで展開する企業が財政面でどのような状況にあるかということを把握しなければ、そこからどのような戦略で車種が開発、投入されてくるかも見えないわけですから、いいも悪いも情報が出てくることは大切な事だと思うわけです。

で、ここ数日で自体が大きく動いておりますが、なかでもフランス政府がPSAの救済のための支援を具体的に検討しているとのことでありまして。

仏プジョー、金融子会社の支援検討

言うまでも無く今のPSAの直近の問題は、日々出ていくお金に対して手持ちの資金がショートしそうという、まさに「日銭が無い!」の状態でありまして、将来的に持ち直すための外科手術の前に、まずはその出血を止めなければならないという非常に差し迫った問題でありまして。

で、PSAの金融子会社を通じて資金が必要な部分へ日銭を行き渡らせることでなんとか出血を抑えようという動きになっているわけです。

ただし。

当然のことながらこの支援には条件が付くことになるわけですが、フランス政府としては自国の産業が衰退する事をもっとも恐れているわけですから、恐らくは雇用の維持を条件に出してくることが想定されるわけで、ある種の保護政策へと舵を切ることになります。

これがどういうことかと言うと、グローバル競争から一歩退く事を意味するわけで、フランスでの事業を維持するために、新興国での生産による低コスト化が進め難くなり、それが価格競争力の減退につながるリスクを抱え込むことになるわけです。

トヨタのように外と内を別々の事業として成立させられればいいのですが、PSAという会社のポテンシャルにそこまで効率よい経営を求めるのはちと厳しいのではないかと思うわけです。

トヨタのように国産は手を抜いて徹底的な低コスト化を図りつつ、グローバルでは仕向地毎に最適化を図るといった方法は、日本だったら通用しますが欧州という各国が地続きのエリアではそれも難しいでしょうし。

それでも会社が倒れてしまうよりはマシなので、その大量出血を絆創膏で止めるとか付け焼刃な話ではなく、傷口を縫い合わせてさっさと包帯巻いてやって下さい。
じゃないと、その次の話なんて出来ないでしょう。

でも、次の話をするにしても、GMは身動きとりづらくなりますよね。
PSAがリストラしないのに、GMだけってわけにもいかなくなるわけですから。
 

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