【インタビュー】VWジャパン庄司社長「日本は右肩下がりではない」
かつてVWのディーゼルの可能性についてエントリーで触れたことがある。
VWにとってディーゼルの投入は、国内の輸入車メーカートップシェアをさらに強固なものにするため、そして国産車から乗り換えを促す最強の武器として、一番効果的なタイミングを見計らっているフシがある。事実、先日のディーゼル試乗会においても、このような話が聞けた。
アメリカではVWがパサートのディーゼルを投入して好評を博している。
ガソリンに比べて軽油の値段が同等、もしくはむしろ少し高いような状況であっても、ディーゼルであれば1度の給油で長距離移動が可能になるという点が大陸間移動の多いアメリカでウケる理由になっている。
「ニーズがあれば投入することはやぶさかではない」、というのがVWのスタンスのようではあるが、ティグアンハイブリッドを投入するなど、どちらかといえばハイブリッドへの色気を見せている。
しかし、ハイブリッドSUVとクリーンディーゼルSUVでは価格の逆転現象が起こっており、CX-5のような同等車種がウケているという事実があれば、市場のニーズを取りこぼさないようにディーゼルの投入の可能性も大いにあるのではないか。このコメントからもわかるように、出そうと思えばいつでも出せる。
今はTSI+DSGでじゅうぶん環境性能に優れる車種でビジネスが出来ているので焦る必要は無いが、市場の動向に一番敏感に反応するのはおそらくVWになるのではないか。
そして、2014年に施行されるEURO6への対応もメドがついた状況にあって、いよいよ機が熟したという判断だろう。
恐らく来年にはゴルフを筆頭としてSUV、ワゴン、HBいずれも全面的にディーゼルの導入を仕掛けてくるはずだ。
UP!では149万円~という戦略的な価格を付けたものの、ディーゼルについては商品力が高いこともあり、あまり戦略的な価格を付けてくることは考えにくい。
それでも欲しいと思わせる魅力があるか?
これは実際にクルマを見てみるまではわからない。
UP!では149万円~という戦略的な価格を付けたものの、ディーゼルについては商品力が高いこともあり、あまり戦略的な価格を付けてくることは考えにくい。
それでも欲しいと思わせる魅力があるか?
これは実際にクルマを見てみるまではわからない。
しかし、VWのディーゼルが選べるようになることは、日本の消費者にとっては喜ばしいことだ。
輸入車販売のリーダーとして、市場を引っ張って行くような戦略的なディーゼル車種を投入してくれることを期待して止まない。
輸入車販売のリーダーとして、市場を引っ張って行くような戦略的なディーゼル車種を投入してくれることを期待して止まない。
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