日本の将来を憂うより、住宅ローンをなんとかしよう。
そんなわけで、今の住まいに暮らし始めて8年目になる。
まだ日本の未来にある程度の希望を抱いていた時期に描いたライフプランの元、独り身でありながら家を買うという暴挙に出たのは、入れ物を用意したら入ってくれる人が現れるかな?などというけっこう軽い気持ちからだったりした。
この辺はほら、あれだよ。
独身なのに3列シートミニバン買っちゃう心理と同じようなもんだよ。
ギャグ。あくまでもギャグの一環ね。
この辺よくわきまえたもんで、会社の同僚達が我が新居へ押しかけて焼肉パーティをやってくれるという心のこもった(≒悪意に満ちた)祝福をしてくれたのも、今ではいい思い出だ。
で、その後の経過は端折るが、現在は妻と二人暮らしという状況なので、結果としてはまぁまぁ良かったということになる。
これからこの家でどんな未来を描いていくか?
そんなことを考えていた時期が俺にもありました。
で、当然のことながら家を買ったら支払いをしなければならないわけでありまして。
おいらもご他聞に漏れず幸せの35年ローンとか組んだわけですよ。
そのまま支払い続けると定年後も支払い続けなければならないとかいう、よく考えたらとんでもない借金を背負いこんだわけですが、この辺は支払い始めの頃はあんましイメージできないのよね。
まぁなんとかなるだろう、みたいな。
で、住宅ローンを組む際にアドバイスされたことが、短期固定で回していく方がいい、という発想。
ITバブルが弾けたとはいえ、金利はジリジリと上昇局面ではあったものの、その都度短期固定金利で回していけば、その時の一番おいしい金利を適用していける、というものだった。
もっといい条件ということであれば変動金利にしておけば一番安い金利での支払いとなるわけだが、おいらがローンを組んだ際は金利が上昇していたことから、安全策を取って2年モノ固定で組むという決断をした。この際の金利が優遇を使って2.0%だった。
(勤続年数の関係で、組めるローンが限られたというのも理由のひとつだったのだが)
それから2年が経過し、初回の見直しのタイミングでは、同様に3年の短期固定で更新をした。
この際の金利が優遇適用で1.675%となった。
なんとか順調に支払いを続けていたものの、どうも今後の金利に不安を感じるようになった。
世界情勢の影響を受ける固定金利が上昇し始めていた。
変動金利は変動していなかったものの、いずれけっこうな上昇局面を迎えるんじゃないかという不安から、ここである程度長期間の固定金利にしておいた方がいいんじゃないか、ということで更新のタイミングでローンの借り換え検討をしてみた。
他の金融機関では10年固定金利がけっこういい条件で出ていたタイミングだったのでちょうどいい、と思ったわけだが、この時は転職した後だったのでまたもや勤続年数で審査が通らなかった。
恥ずかしい話だが事実だからしょうがない。
ってことで、しょうがなく現在の銀行で10年間固定金利での更新を行ったのだが、これが優遇適用でも2.80%とかなり高いものになってしまった。
審査に通るつもりであまり準備をしていなかったので後悔もあるが、まぁそれでも10年の間に金利が大幅に上昇しても大丈夫という安心感を手に入れたと自分を納得させて支払い続けてきたわけだが・・・
そして迎えた2012年。
欧州をはじめとして世界中で経済の大混乱が発生し、国内では明るい将来を描ける状況ではなくなってしまった。
まぁ、誤算といえば誤算なのだが、こればっかりは事前に予測しようもなかったということからしょうがないと考えるしかない。
しかし、住宅ローンという借金は残っているわけだ。
これを先の読めない状況の中でどのように返済していくのか。
歴史的な低金利が続いている今、銀行はこぞって住宅ローンの獲得合戦に突入している。
当然通常の金利から優遇幅が拡大する傾向が顕著になってきている。
つまり、今ローンの借り換えをすれば、諸費用を差し引いたとしてもトータルで考えると100万円から場合によっては300万円以上の節約が可能になる。
そう考えたら、少なくとも現在の2.80%という金利で支払い続ける意味はあまりない。
ってことで朝から銀行をハシゴして、いくつかのシミュレーションを起こしてもらう。
ローンの残り期間があれこれ繰り上げ返済で19年というところになったのだが、これを全期間固定でシミュレーションしたら、優遇込みで2.05%の提示がA銀行から出てきた。
現在のローンより-0.75%も下がり、しかも全期間固定ができるのであれば、将来の支払い計画も立てやすい。
即決しようかと思ったが、これはこれとして別の銀行の話を聞いてみる。
もうひとつのB銀行では、直近4年間の金利推移を説明され、現在の日本の状況を見れば、景気が上昇する(=金利上昇)する理由はない。しばらくは変動金利で運用し、金利上昇の懸念が出てきたら固定に切り替えたほうがいいんじゃないか、と強く推してきた。
提示された金利は変動で1.075%だった。
変動金利から固定金利に切り替えるタイミングは任意ではあるものの、最初から固定で組む場合に比べると優遇幅が縮小して、-1.4%しか引いてもらえないことになる。(当初から固定の場合は-2.2%)
結局のところ、将来の日本がどのような姿になるのかをマクロな視点とミクロな視点で予想しなきゃならんという、かなりギャンブル要素の強い選択を強いられるわけだが、こればっかりは自分で決めなければいけない。
基本的な考え方として、日本の財政がどこかのタイミングで破綻もしくは大幅調整を迎えると予測している。
これが国債へと影響して長期金利の上昇につながるという考え方と、不景気により国内は低金利が継続するという考え方の2つが成り立つ。
話を聞いたどちらの銀行も、現在住宅ローンを新規に組む人の大半は変動金利を選んでいるという。
3.11以降に家を買うって決断するのも大したもんだとは思うが、とにかくそういうことらしい。
変動か、固定か。
なかなか結論を出せない自分がここにいる。
しかし、現在の10年固定2.80%を継続する意味は無い。
このタイミングでしっかり見直す必要があるので、反原発とかバカ騒ぎしているヒマはないのだ。
・・・ここまで考えてはきたものの、果たしてちゃんとローンの借り換えはできるのだろうか?
銀行の審査にパスしないと、話はこれ以上先には進まない。
そんなわけで、話はそこそこに切り上げて、今日審査の手続きをしてしまうことにした。
審査の手続きのためには、住民票、納税証明書、印鑑証明といった役所や税務署でなければ取れない書類(しかも平日だけとか)に加え、源泉徴収票や住民税決定通知書といった会社から発行されるもの、そして売買契約書や重要事項説明書といった書類のコピーなんかも必要となるので、効率よく集めなければならない。
こんなこともあろうかと、すでに会社に頼んで源泉徴収票の再発行や必要な書類をあらかじめコピーしておいたのだ。
しかも2セット分。
新たに必要になった印鑑証明書を税務署まで取りに行き、不足していた書類のコピーをとって、2つの銀行の審査手続きをお願いして本日のミッションは終了。
支払い方法はもう少し金融に詳しい人にアドバイスを求めてから決めることにしよう、なんてことでこの話はもう少し続くかもね。
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