hontoがホントにヤバい。

 
仕事で絡んでいるのであんまし変なこと書くと怒られるかもしれんが、その前に一人の消費者としてこれはちょっと言っておかなきゃならんだろ、と。

そんなわけで、紙の書籍、電子書籍、そして書店それぞれを繋ぐ“ハイブリッド書店”というコンセプトで本日リニューアルした大日本印刷(以下DNP)のhontoのお話。

元々は2010年末にドコモとの共同事業としてスタートした電子書店である「hon-to.jp」に、12年前にAmazonに対抗すべく立ち上げられた書籍ほか物販サイトであったbk1.jpが合流する形で今回のリニューアルオープンを迎える形になった。

また、リアル書店である丸善、ジュンク堂、文教堂のサイトとも連携することで、書籍の紹介やイベント案内など、総合的に本を楽しむ環境を提供しようというのがリニューアルした「新honto」の役割になる…と聞いていた。

コンセプトそのものは非常に面白いと思うし、bk1の通販や文教堂をよく利用する身としては、ここに自分が携わっている電子書籍関連が統合されれば、さぞ便利になるだろうという期待をしてしまう。

で、その肝心のサイトを見てみてどう感じる?

ネットストア、電子書籍ストア、リアル書店情報が分断されているようにしか見えないのだが。

例えるなら同じ敷地内にドーンと高いビルが3つそびえ立っているものの、それぞれのビルに連絡通路が無いから隣へ行くのにわざわざ1Fまで降りていかなきゃならない感じ。

これはハイブリッド(混合)とは言わないよ。

しかもデザインは以前のサイトに比べて時代が遡ったように退化していて、やたらと空白が目立つ。
しかもネットストアと電子書籍ストアの色味が同じだから、今自分が何の画面を開いているのかがわからなくなってしまっている。
普通こういうのはカテゴリ別に色分けしたりしてそれとなくわかるようにしておくもんだが、そういった配慮がぜんぜん見られない。

また、bk1の頃にあった発売日の作品一覧見られる機能がなくなったことを、隣の腐女子がプリプリと怒っている。

他にも最近のWEBサービスを普通に使ってる消費者からすればツッコミどころ満載だったりするわけだが、一番の問題点は相変わらず

「単に商品を並べてるだけ」

であって

「売り場(棚)に魂が篭っていない」

という点。

今の時代にモノを売るのに大切なことは、その動機付けこそが重要であり、単に新刊をトップに並べたりするだけではダメだというのは凡百のECサイトの失敗例を見ればわかるでしょ。
競合サイトが普通にやってることを、なんでそう疎かにできるんかね?

スタートでつまずいたのはしょうがないとしても、リニューアルで大幅な改善をすればリカバリーも可能だったろうに、どうすんのコレ?

ってことで、「王様の耳はロバの耳」って周りで言う人がいないみたいなので指摘しておこう。

リニューアルしたhontoはホントにヤバい。
これでお客さんがついてくると思ってるなら普通にヤバいし、
このデザインセンスでGOサインを出した承認プロセスもヤバいし、
bk1で好評だった機能を削ったことでサービスレベルが落ちていることが問題だと思わないその神経がヤバいし、
これで競合書店と戦っていくつもりだとしたら竹やりでB29に挑むぐらいヤバい。
 
 

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