208は女性にも売りたい

208
欧州での話だけど。

世界的に販売が好調ではあるものの、欧州におけるPSAの販売台数は減少を続けており、お膝元をなんとかしないといかんよね、というのはどこかの国のどこかのメーカーと共通した悩みではあるわけですが。

そんなわけでRE-GENERATION(再生、っつうか再起)を賭けた208については、女性層も獲得していきたいとプジョーのマーケティング担当役員のGaetanDemoulinが語ってますよ。

曰く、
207はあまりに高価で、あまりに男性的でありすぎた
とのこと。

より広い顧客層に訴えることで、最大市場である欧州のサブコンパクトセグメントにおけるトップに返り咲きたい、という切実なトークを展開したそうであります。

思い返せばプジョーの最大のヒットであった206は2001年~2005年の5年間ずっとセグメントリーダーであり続けたわけですが、その後継車であった207は2007~2008年の2年間しかリーダーに留まれませんでした。

昨年のセグメントリーダーはフォードのフィエスタであったことはクルマのデザイントレンドの明確な移り変わりを感じないわけには逝きませぬ。

■参考データ
2011年欧州サブコンパクトランキング

 1. Ford Fiesta: 374,686
 2. Volkswagen Polo: 373,230
 3. Opel Corsa: 329,675
 4. Renault Clio: 304,611
 5. Peugeot 207: 227, 578

Segment total: 3,364,219
プジョーも208の販売を押し上げるために、"Feline(ネコのように)"なより女性に親しみやすい優しいラインを用いたデザインと、11950ユーロ(約127万円)~という価格設定によって、女性の興味を引く戦略をとっていくとのことです。

また、“小径ステアリングによってダッシュボードの操作性を向上させたこともアピール要素として訴えていきたい”とのことです。
小径ステアリングについてはかなり賛否両論があるわけですが、そういう言い方もありますかそうですか。

2001年には16のメーカーだったところが、現在は25のメーカーがサブコンパクトのセグメントで争っており、その中でトップを取り返すことが昔に比べてそう簡単なことではないと認識していて、KIAの新型Rioなどはデザインを向上させ、インテリアの質感を向上させてくるなど侮れなくなってきている、と。

プジョーとしては、208でより多くの3ドアHBを売りたいと考えているそうです。

207の3ドアHBは207全体の売上の10~30%となっており、市場の依存度が高いものの、プジョーの3ドアHBは競合相手に比べて劣っていたことを認めたうえで、208の3ドアHBは5ドアHBとは別のデザインを起こした、と語っております。

確かに従来の3ドアと5ドアはかなりの車体のかなりの部分を共有していたケースが多かったわけですが、208ではそれぞれ専用デザインの部分を増やしたということで、3ドアHBの戦闘力を高めましたよっていうアピールだったようであります。

ちなみに、プジョーさんの考える女性向けっていうのはこういうイメージでありまして。



ジャパーニーズ的な女の子というよりは、自立してきちんと働いている女性がターゲットという感じと解釈しておくと、プジョーが208で何をやろうとしているのか、なんとなくイメージできるかもしれませんね。

ところで、208をここまで安くすると107と商品レンジが被るわけですけど、107もモデル末期なのであんましその辺は気にしないんでしょうね。

この記事へのコメント


この記事へのトラックバック