
ウワサがいっぱいの208なんて話を書いてから2年。
208のHBは正式に発表されたわけですが、その一方で他のボディタイプについてはいろんな噂が流れるようになってきておりまして。
曰く、208swと208ccは出ないって話。
プジョーと言えばB/Cセグメントに関して言えばHB、ワゴン、CCという3つのボディタイプを用意して展開してきたわけですが、欧州においてはワゴンからSUV(およびクロスオーバー)、そしてMPVがブームの兆しを見せており、各社の新型ラインナップもそちら方面の車種拡充が相次いでおります。
そんな市場のトレンド変化に対してプジョーは何をしてきたかと言うと、SUVに関しては三菱からOEM供給を受け、また自前ではCセグメントに3008というクロスオーバーと5008というMPVを投入したものの、Bセグメントには何も手だてができておらず、結局207世代は終了ということになりました。
さて、じゃあ次はどうするのか?という話になるわけで、すでに報じられているように危機的な財務状況でGMとの資本提携によって車種の共同開発などが発表されるなど、ムダにボディタイプを増やす戦略は取りづらい状況にあるようで。
そこで208世代ではこの辺りを一新しようと考えているようであります。
Peugeot drops its subcompact station wagon
いろいろと噂で出てはいたものの、Automotive Newsがプジョー関係者の話として報じているので確定情報と見てよさそうなのでエントリーに上げておきます。
208シリーズは、207シリーズと同じようなボディタイプの展開はしないとのことで、207ccと207swの後継になる車種は用意しない予定である、とのこと。
その代わりに、欧州で日産のJUKEが成功していることを受け、サブコンパクトのSUVを投入する計画だそうで。
2010年に発表されたHR1が2008の名前を冠して投入されるようで、これで三菱ASXのOEMが4008という名称を与えられた事との整合性が一応付くことになったわけです。
この2008は今年秋のパリショーでデビューする可能性があるとのことですが、意外と4008と客を食い合うことになるんじゃないかという気がしないでもありません。
それにしても。
ccについては割とどうでもいいけど、ステーションワゴンこそ至高というおいらにとっては、あまり穏やかではありません。
ルノーも新型クリオでワゴンボディを出すかどうかは決めていないらしく、Bセグメントのワゴンというのはひょっとすると消滅の危機に瀕していると言えるのかもしれませんねぇ。
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