今207を買うべきか?208まで待つべきか?

 
なんか、「プジョー207と208 どちらを購入すべき?」みたいなキーワードで当BLOGへ飛んでくる人がいるようで。

両者を直接的に比較するエントリーは書いてないんだけど、その手の情報にニーズがあるのであれば、ちょっと私見をまとめておきましょうかね。

■208についての(判明している)前提条件
 ・国内導入は2012年10月頃
 ・当初は3ドアと5ドアハッチバックのみ展開
 ・居住性を犠牲にせず207に比べて小さく、軽くなっている(206への原点回帰)
 ・新型エンジン搭載により燃費向上が期待できる
 ・価格は未定、ただし為替レート的に207発売の時より安く設定することは可能

 

■207についての(現時点での)前提条件
 ・本国での生産は終了している
 ・新車は特別仕様およびディーラー在庫しか残っていない
 ・(在庫があれば)HB、SW、CCとボディバリエーションを選べる
 ・モデル末期のため工業製品としての品質は高い
 ・206に比べて大きく、重くなっているため軽快感が希薄
 ・競合と比べると割高感が拭えない


※208についての情報は、当BLOGの208タグ付けた記事でもご覧あれ。

このような状況となっており、208は207の後継ではあるものの、違ったコンセプトのクルマを目指している。

プジョーとしても競争が激化している欧州市場ならびに世界で広く販売していくために208の開発には持てるリソースをすべてぶち込んでいるわけで、100kg以上の軽量化とか新型エンジンによる環境性能の大幅な向上は、プジョーのこの10年近くの間で一番のトピックということができる。

208はそれぐらい期待の持てるクルマだということだ。

それに対して207は、やはりモデル末期ということもあり、発売当初は目を引いた独特のデザインもプジョー自身が方針転換してしまうほど明確な好き嫌いが出てしまうことは否めず、Bセグメントとは言えないほどサイズアップ&重量アップしてしまったせいで、セールス的にあまりパッとした実績を残せないでいる。

しかし、そうは言ってもフレンチコンパクトの一角であることに変わりはなく、こういうクルマだと割り切って乗る分には実はそんなに悪い選択肢ではない。

一見すると矛盾しているようだが、価値基準をどこに置くかという話なので、その辺は行間から読み取って欲しい。

そんなわけで、どちらの選択をすべきか?という点について基準を明示してみよう。

■208をあえて待つ理由
 ・今すぐクルマを買わなくてもいい
 ・久々にプジョーらしい小粋なフレンチコンパクトへの期待
 ・新型車をいち早く手に入れ自慢したい
 ・燃費に優れている(前よりは良くなった)欧州車に乗りたい


■207を今あえて選ぶ理由
 ・207のデザインが気に入っている
 ・(車検切れなど)208の発売まで待てない
 ・208はエコカー補助金を受けられる保証がない
 ・SWやCCといったボディタイプが欲しい
 ・モデル末期なので安くなっている
 ・モデル末期なので製造が安定して故障するリスクが少ない


両者にそれぞれ理由を付けるとしたらこんなところか。
年次改良で製造品質が高まっていく欧州車の例に漏れず、最終ロットの207については品質もそれなりに安定していると言える。

逆に、208は発売からしばらくは製造が安定するまでどんなトラブルが出るか予測がしづらいという可能性がある。


『じゃあどちらがいいんだ?』

仮に同じ金額を払うんだとしたら、やはりここは208を待ちたいところだ。
この6年間の間にクルマは大きな進化を遂げており、その開発思想も大きく転換している。
もはや安くなることは考えにくいガソリン価格を考えると、いくら走行性能に優れているとはいえ、燃費の要素は無視できない。
環境性能を高い次元で満たし、207の欠点を改める、まさしくRe Generationとなる208は、それなりにお金を出すだけの価値のあるクルマになるだろう。


一方、お買い得な条件が出るのであれば、207という選択肢もアリと言える。

酷な言い方になるが、クルマは生鮮食料品と同じだ。
発売当初の新鮮さを保っているうちはそれなりの金額で買う価値があるが、鮮度が落ちたものに同じ金額を出す消費者はいない。
だからこそ装備を少しアップグレードした特別仕様車が次々と出てくるわけだが、それでも落ちた鮮度をリカバリーできるほどの魅力は薄い。

つまり、リストプライスから●●(あえて具体的な数字は出さない)な条件が出るのであれば、新車で207を買うという選択はあってもいいと思う。

そうでないとしたら、ここは発想を変えて、程度のいい中古車などであえて安く上げるという考え方のほうが、コストパフォーマンスが良いということができる。

幸いなことに、207も“フランス車は中古の値落ちが激しい”の法則どおり、順調に中古車の相場は下落傾向にある。

また、ディーラーで使用されていた試乗車など、3000km未満という極上のタマも多く出回っていることもあり、あえて新車で買わなくてもいいじゃんか、という気にさせられる。(しかも大抵の場合新車保証が継続される)

個人的には本体価格100万円程度の中古の207を買って乗り潰すような買い方が、現状において207を選択するベストな方法だと思っている。

参考になっただろうか?
あんまし参考にならん気もするが、これもひとつの考え方ということで。
 
 

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