ふたたびルノージャポン日本法人設立

  
不調の続くフレンチ3トップの中にあって、日産というかつての不良息子に今度は助けてもらう状態になりつつあるルノーさんですが、国内の販売体制がテコ入れです。

日産自動車、ルノー車の輸入販売を行う新会社を設立

2006年に販売不振で日本法人であったルノージャポンを日産の関連会社である日産トレーディングに事業移管して体制の再構築を続けてきたところ、販売が上向き始め、久々に2011年実績で年間3000台に戻してきました。
とはいえ、2004年のピークには及びませんが。

年度 販売台数 不具合
報告件数
不具合率
(参考値)
2000 2175    
2001 2774 8 0.29%
2002 2412 9 0.37%
2003 2273 9 0.40%
2004 3532 41 1.16%
2005 3253 48 1.48%
2006 3042 37 1.22%
2007 2470 40 1.62%
2008 2251 33 1.47%
2009 1755 31 1.77%
2010 2536 15 0.59%
2011 3066 11 0.36%

で、これを好機と捉えたようで、再びルノージャポンを単独の日本法人として分離することになりまして。

過去に当BLOGで触れてきたとおり、ルノージャポンの国内戦略は“フレンチであること”にこだわった展開により、比較的コアなファンを獲得してきまして、企業戦略としては評価すべき点が多いかと思います。
ただし、特別仕様車の乱発が気になるところではありますが。

しかし、ルノーのクルマも他のフレンチ勢同様、大幅なボディサイズ拡大によって旧車からの乗り換えが進まないという事態が発生しております。
カングーなんかは5ナンバーだった先代から全幅1830mmとか、ふたまわり以上デカくなってしまったしねぇ。

また、ニーズが多いとはいえスポーティモデル偏重の傾向があり、かつてラインナップしていたメガーヌワゴンやセニックといった車種がラインナップから落ちてしまっており、全体の品揃えという点でいびつな感じを受けるのは今後の課題になるのではないか、と。

それと、ルノーといえば故障の代名詞のように言われてきましたが、上記の国土交通省に届けられている不具合の件数は、ずいぶんと減少したように見受けられます。
販売台数が減ったからクレームも減ったという見方もできますが、絶対的な件数が少なくなったのは良いことじゃないでしょうか。

今後は日産とのプラットフォーム共通化やダイムラーとの協業など、ルノー単独で開発する車種は減る傾向ではありますが、その分いろんなバリエーション展開が可能になるので、グローバルな展開の中で日本市場向けにも融通の利く車種を用意するぐらいの柔軟性に期待したいところであります。
また、こういうタイミングで日本法人の体制強化をするのはいいことだと思います。
販売台数はPSA(PCJ)に比べると1/3程度ではありますが、マーケティングの勢いがあるのはいいことだと思います。
なにより現場が楽しそうな雰囲気が感じられるので、そういうところには必然的に人が集まってきます。
このままフレンチな路線を突き進んでください。

ただ、やっぱりメガーヌワゴンとセニックぐらいは導入しようよ・・・
 
 

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