見えないメルセデス



見えないメルセデス。
光学迷彩は世界中の科学者の夢であるわけだが、現実世界では限定された条件で少しだけ実現しているに過ぎず、まだまだ未来世界を体感するまでには時間が掛かりそうだ。

しかし、今ある技術で擬似的な光学迷彩をやってしまおうという試みはいくつかあって、メルセデスもF-Cellのプロモーションでおもしろい試みを行っている。

仕組みそのものはそれほど凝ったものではなく、ボディ全体をLEDで覆い、擬似的なディスプレイを再現する。
そして、クルマの右横に設置したカメラで撮影した映像をLEDディスプレイに投影することで、左横から見るとあたかも透明なクルマが走っているように見える、という仕組み。

この技術のキモは、カメラで撮影した画角がクルマと同じ大きさに投影されるよう調整することであって、その調整にずいぶんと時間を掛けたことが見て取れる。

実用性(光学迷彩として全方位から見えなくする)はゼロだが、プロモーションとしてはなかなか面白い試みだと思う。

こういうこともまた、広告のクリエイティビティのひとつのカタチだったりするのよね。
アイディアさえあれば、いろんなことができるといういいプロモーションということで軽くご紹介でしたとさ。
 
 





この記事へのコメント


この記事へのトラックバック