前身のサービスであったタウンマーケットがあっさり終了し、「チラシ部」として電子チラシサービスへとビジネスモデルを転換させたのは昨年初めのお話。
その後追いをするように博報堂グループがチラシ配達サービスにまさかの参入をしたのが昨年中頃の話。
しかし、この「とどくる」も現時点でサービスエリアがぜんぜん広がらず、あまりうまく行ってない模様。
そう容易に代替が利かないという点で、さすがに新聞配達が何十年も掛けて培ってきたビジネスモデルだけのことはありますな。
じゃあ、ということでリクルートが目指した新天地であるところの電子チラシ配信サービスでありますが、なんとあっけなく終了宣言が出ました。
リクルート、電子チラシ配信事業から撤退 収入モデル構築できず
だから言ったじゃないか。
この手の試みは凸版の「Shufoo!」がえらい苦労をしながら事業を展開してきた経緯があるのに、クーポンのノウハウがあるとはいえ後発のリクルートはどんな勝算があったというんでしょうか?
しかし今回のこの報道に関して、どちらかというとビジネスの内容よりも、採算が取れないからということであっさり撤退するというビジネス判断がきちんと出来る点の方が評価されるという不思議な現象が起こっているのは、リクルートという会社ゆえの注目のされ方なのだろうなぁ、と思う次第であります。
いや、名誉ある撤退の決断ができる点はすごいと思いますよ。
この記事へのコメント