ヤマダ電機が太陽光発電装置 PBで2割安
家庭向け153万円
ヤマダ電機は住宅向け太陽光発電装置の低価格プライベートブランド(PB=自主企画)商品を発売する。出力1キロワット当たりの価格は約39万円と、大手メーカー品の平均価格に比べ2割程度安い。家庭向け電力料金の値上げが議論されていることもあり、消費者の節電意識は高まっている。低価格品の投入は、太陽光発電装置の普及に弾みをつけそうだ。
3.84キロワットの一般家庭向け(標準工事費・税込み153万円)と、9.6キロワットの集合住宅向け(同380万円)の2種類を10日から販売する。国や自治体の補助金を利用すると1キロワット当たり30万~35万円前後で導入できる。標準家庭で使用する電力の7割程度を賄えるという。
ヤマダは韓国エス・エナジー(ソウル市)の太陽光パネルや、オムロンのパワーコンディショナー(電力変換装置)など、複数メーカーの割安な部材を組み合わせてコストを削減。「ヤマダ」ブランドで売り出す。昨年買収した住宅メーカーのエス・バイ・エルが販売する次世代省エネ住宅にも搭載する。
ヤマダはメーカー品とPBを合わせ、2012年度に家庭向け太陽光発電装置を今年度見込み比2倍の2万セット販売する目標。震災以降、同装置の市場は拡大しており、民間調査会社によると、市場規模は15年度に7400億円と10年度比で5割増える見込み。
基本的な考え方として、国際的な競争はあってしかるべきだと思っている。
国内産業を過剰に保護することは、エルピーダの例を見ても明らかなように持続しない。
しかし、ことエネルギー問題に関しては、日本という国がこのような状況になっていることを考えると、国策レベルでどういう方針にするかを明確にすべきだと思うし、その一環として国内の太陽光発電産業を育成していくのであれば、それなりの保護策を打ち出すのも止むを得ない部分はある。
エネルギーの在り方は、これからの国の在り方に直結した話なのだから。
ナショナリズムを持ち込むべきではないというのは十分承知した上で、やはり日本の家電産業から莫大な利益を吸い取っておきながら、太陽光発電においては海外のソーラーパネルをホイホイと調達するヤマダ電機という会社は心情的にどうしても好きになれない。
PBとしてヤマダ電機の利益をかなり上乗せしても2割安で販売できるということは、調達価格はかなり安いわけだよな。
この辺の施策の打ち方は、孫正義のメガソーラーと同根のものを感じる。
消費者にとってメリットを謳ってはいるものの、“商売を通じてこの国を良くしていこう”ということには考えてないってことなのよね。
もちろん国内のメーカーが手をくわえて黙って見ているのであれば、初手を打たれて市場が無くなるなんてこともあるだけに、国が動かないならメーカー自身も腹くくって対抗策を採るべきだと思うが。
っていうか、ヤマダつぶせよ。
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