<< 業界初 観光バスに自転車を積み込む新しいスタイルのバスツアー >>
「サイクリングバスツアー」を発売
~都会の喧騒を離れてサイクリングを楽しむサイクリストのためのプラン~
東京駅に集合して、自転車をバスに積み込んで南房総(千葉)や塩ノ沢峠(群馬)への観光バスツアーをやりますよ、ということなのだそうだ。
豊かな自然の中を自転車で走るという体験は非常に得るものが多いのだが、問題はその目的地までどうやって行くか、という話でありまして。
今までだとクルマのキャリアに載せて移動というのが一般的だったりするが、例えばダウンヒルなどで一本道のコースの場合、クルマの移動人員を確保しておかなければならずその人は自転車を楽しめない。
かといってぐるっと一周するようなコースを設定するのもなかなか難しい。
これはこれで結構頭の痛い問題だったりする。
ってことで、公共交通機関を使って移動するというツアーは、すでに「サイクルトレイン」という企画で実施されていたりするが、観光バスを使うというのはより自由に目的地を設定することができて、可能性が大きく広がると思う。
例えば、山の上までバスで行き、そこから自転車でスタートするダウンヒルのツアーなどが組まれれば、わざわざ下から山を登る苦労をせずに済むので初心者などが参加しやすくなる。
また、駅から離れたような場所でもバスであれば比較的自由に行くことが出来るの。サイクルトレインでは駅から自転車を使わなければならないので、目的地の設定に制約を受けてしまう。
サイクルトレインの話題を書いたのは2007年のことだが、観光バスがなぜ今までこの分野に進出してこなかったのか不思議でしょうがないが、とにかく国際興業の取り組みが業界初なんだそうな。
問題は、観光バスにどれだけの台数の自転車を収容できるか、という点だ。
輪行バッグに収納してもそれなりの大きさになる。
リリースに紹介されているツアーの最小催行人員は20名となっているので、20台分の自転車は収容できるということなのか。
観光バスの収納ってけっこう入るもんなのね。
ツアーでなくても、同好の士を集めて自分達でツアーを企画するっていうのも対応していくらしい。
集合地点までどうやって行くか?という問題はさておき、この試みが広がれば、観光バスツアーのようにいろんなところから出発するように選択肢が広がるかもしれない。
レジャーの可能性が広がるという意味で、この試みが成功することを切に願う。
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