常磐ハワイアンセンターの謎が解けた

ワールドトレードセンターを観にいったはずなのに、何故かフラガールを観てくるという不思議な週末のレイトショー。
いや、上映時間の関係で一時間以上待たされるのはちょっとね…ってことで。

そんなわけで、何の予備知識もなく観たフラガールだったが、意外と良かったよ、なんてお話。
いや、出ていたおにゃのこがイイとかいう話ではなくて。

昭和の頃、その名前を聞くたびに、「なんでいわき市にハワイアン?」と首を傾げていた、常磐ハワイアンセンター。
地方の町おこしの一環として、第三セクターが巨額の税金をつぎ込んで作った、よくある採算無視のテーマパークみたいなもんでしょ?
なんて積年の疑問が、いきなりこの映画で氷解した。

昭和40年、炭鉱町だったいわき市が閉山の危機を向かえ、雇用の担い手として地元から湧き出る温泉を活用した施設を作ろうっていうのがそもそもの建設理由だったそうな。
映画がどこまで事実を伝えているかわからんので、これ以上は各位勝手に調べて欲しい。
Wikipediaの説明が結構わかりやすいかもね。

さて、もはや昭和の遺物といった趣きの常磐ハワイアンセンターだが、1990年にスパリゾートハワイアンズに名称を変更して、今では年間150万人が訪れる見事な実績をたたき出しているんだそうだ。
映画でも描かれている営業努力が功を奏したんだろう。

ミーハーではあるが、こういう経緯を知ると、一度行ってみたくなるもんだ。
しかも、せっかくだから東京から無料送迎バス付の宿泊プランでゆったりしてみたいという気にさせる。
いわきという土地は、わざわざ自分の車で行くのはちょっと中途半端だったりするし、電車を乗り継いで行くほどのモチベーションにはなりにくい。
この無料送迎バスっていうのは、ナイスアイディアだと感心してしまった。
お一人様だいたい10000円ちょっとからだから、交通費を含めると、かなりリーズナブルな気がする。
予約状況を見ると、結構いい感じで埋まっているようだ。

日本には、まだまだおいらの知らなかった楽しいところがいっぱいあるね。
 

この記事へのコメント

  • デンジン

    実は自分、子供のころは毎年のように地域の子ども会の夏休みの行事でハワイアンセンターに行ってましたよ。
    普通電車で1時間という近さもありましたのでw
    スパになってから一度も行ってませんが、当時としては卓越した広大な温室プールとか、黄金風呂とか、千畳敷お座敷とか、超巨大ゲーセンとか、無料映画館とか、何ともダイナミックな施設がいっぱいありました。
    東京からだったら日帰りも可能だし、結構楽しく過ごせると思いますよ。
    でも一泊位はしたほうがいろいろ見てゆっくり楽しめそうですね。巨大なので。
    2006年10月10日 16:57
  • 海鮮丼太郎

    おぉ、こんな所に常連さんが居たのか(笑)
    まだ海外旅行が高値の華で、国内のそうしたリゾート型施設でさえもなかなか連れてってもらえなかった横浜田舎モンにとっては、謎の施設だったですが、当時からやっぱり巨大だったですか。

    こりゃやっぱり、宿泊プランで行ってみなければ。
     
    2006年10月10日 22:27

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