プジョーシトロエンが夏前に DS5 を、年末に 208 を導入…2012年展望
シトロエンはDS5を7月、プジョーは208を年末に投入。
すげー寒いなか大磯で開催されたJAIAの試乗会において、今年のPCJの方針が明らかにされたそうであります。
両ブランドとも今年のトピックになりそうなのは1車種ということになるので、その他のラインナップは特別仕様を小出しにすることで手堅くいくという方針のようであります。
シトロエンはラインナップも増えてきたことで今年の目標は前年+αの3500台。
量販車種であるC3/C4の不振が気になるところですが、DSシリーズも3/4/5と揃うことで各ラインナップを少しずつ積み上げていけば、それほど無理な目標ではないのかもしれません。
ちょっと厳しいとは個人的に思いますが。
対するプジョーさんは最量販車種の208が年末(11月頃)に登場ということもあって、そこまでに207の特別仕様車がいくつか追加されるものの、それを売り切ったら年末まで売るものが無いというかなり厳しい状況だったりするわけです。
その分夏ぐらいから208のティザーを早めに仕掛けてくるとは思いますが、それでも年間販売目標は前年実績にプラスして6500台。
208の初期受注がどれぐらい確保できるかが勝負でしょうね。
あとはどれぐらいの覚悟で本国にオーダーを掛けるのかw
記事の中で吉田さんが
「一方、プジョーブランドでは、年末になってしまうかもしれませんが『208』を導入予定です。208は、プジョーで一番のボリュームを持つ車になるのですが、これまでの『207』ではボディサイズや価格もアップグレードしすぎて、『206』からの乗り換えに躊躇されるかたもおりました」。と語ったようですが、ボディサイズがアップしたのは本国の責任として、価格がアップグレードしすぎたのは日本法人の判断ミスなので、そこに言及したのはいいことだと思います。
当BLOGだけでなく他の多くのプジョーオーナーさんも散々文句を言ってきましたが、去る人は黙って去ってしまうのが普通であり、そんな中で声を上げてる人に耳を傾けるのは大切なことですよ、特に輸入車のように嗜好に直結する商品は、と申し上げておきます。
ということで日本市場においてプジョーが208を契機にどこまでユーザ本意に立ち帰れるのか。
206の頃とはビジネス環境も異なってきているので単純に値段を下げろなんてことは言いません。(下げるべきだとは思いますが)
ただ、狙うべきポジションというのは明確になってきているわけです。
簡単に言ってしまえば、プジョーが狙うべきポジションは国産車からの乗り換え層と、VWの対象層のかなりの部分で被っているわけですが、最近のVWが強気の姿勢で価格を上げる方向にシフトしていることで、国産車にちょっと背伸びすれば手が届くというスイートスポットが空いているわけです。
(UP!が100万円台中頃で出てきたらそこも埋まっちゃいますが、車格違いますねぇ)
環境性能が優れているという点と、日本での取り回しに優れそうなサイズ(全幅騒動起こしておいてどの口で言うかw)ということで、208はうまく展開すれば日本に受け入れられる土壌はあると思っております。
ベーシックグレードは誰でも手を出しやすいところで。
後から登場するGTiを始めとしたパフォーマンスグレードは魅力的な装備と価格のバランスで。
そしてswやccといったボディタイプの充実でシリーズ全体の認知度を高めていく。
そのためにも最初が肝心ですから、以前も書いたとおり今年のプジョーさんは台数を追うのではなく、そのブランドイメージを高めるための施策をしっかりやって欲しいと思います。
この記事へのコメント
せんべい屋
今のプジョーの不振にについては、全く同意見です。
先日、プジョーディーラー聞いたところ、
208年内は3doorMTの1.6Lターボのみ先行導入、
来年に漸くATの3気筒モデル発売予定との事・・・・
今年も苦戦は 必死と危惧しています・・・
ponta
去年画像が公開されているのですでに存在するモデルのような気分ですが、ジュネーブショーでデビューですもんね。。楽しみですね。
日本にMTが導入されるのは大歓迎です。
できればスポーツモデ以外も左ハンドルが選べたらなぁ。。