LET YOUR BODY DRIVE with Kinect.

素直にスゲーっ思いますた。

12月8日にブラジルのリオデジャネイロで開催された、 << Peugeot Motion & Emotion Show >>というイベント。
その中で新型プジョー208の発表の際に先日発表された208の「LET YOUR BODY DRIVE」のスローガンを体現するように、MicrosoftのXBOX360で採用されているKinectというモーション感知システムを応用してリアルタイムに映像を変化させるというパフォーマンス。

3DMappingによる映像がシンクロし、中央で白いスーツを着た人物の身体の動きに合わせて変化するという仕掛けなのだが、Kinectの技術からすればそれほど高度なことをやっているわけではない。

しかし、生身の身体を使ったパフォーマンスと、Kinectを操作する上でのパフォーマンスを組み合わせることで、観客を驚かせるためのショーとしてうまい具合に構成されており、確かにあれを生で見たらびっくりするだろうな、というものになっている。

Kinectの技術は単にXBOX360の周辺機器としてだけでなく、その仕様を公開することでこうしたさまざまな応用に活かせる技術として進化しており、プジョーがこうしてショーの演出に採用したというのは、（それが演出として話題性を持つという要素を差し引いても）ゲームという枠を飛び越えて様々なジャンルに広がりを見せる技術になったということの証とも言える。

Wiiの後追いとしてスタートしたKinectが、独自の進化を遂げて本家を脅かす一例として興味深い事例だ。

また、これが同じ後追いであったPlayStation Moveではなかった事もまた、いろいろと考えさせられるところがある。

さて、こんな感じで世界中を驚かせている「LET YOUR BODY DRIVE」であるが、各地でいろいろと仕掛けられていくようなので、公式サイトをチェックしているとなかなかおもしろい。

ところで日本でこういうのは…やらないんだろうなぁ、きっと。