そんなわけで、すでに発表されていたPSAの小型環境ガソリンエンジンについて詳細が発表になっております。
「EB」と名づけられたこの1.0Lと1.2Lの新型ガソリンエンジンは、主に小型車向けのエンジンとなっており、特に欧州の新たな環境基準であるEURO6に対応していることが一番のトピックになっている。
(ディーゼルエンジンのEURO6は、フォードとの提携で2013年より供給開始予定)
『EB0』 1.0L Vti 68hp and 95Nm which emits 99g/km
『EB2』 1.2L Vti 82hp and 118Nm which emits 104g/km
このEBシリーズは、従来の4気筒エンジンに比べてパワーとトルクを維持しつつも25%もの燃費改善ならびに1.0Lでは99g/km、1.2Lでも104g/km と大幅にCO2排出削減を達成している、とのこと。
最高出力が物足りないとスペック厨は文句を言いそうだが、最高出力より実用トルクを充実させるというトレンドから考えれば、逆に期待が持てる。
EBシリーズの開発にあたっては、2008年にプロジェクトがスタートして€717百万、さらに研究開発のために€460百万という巨額な投資をしたユニットであり、52の特許出願をしているとのこと。
従来のプジョーはBMWと共同開発した1.6Lエンジン以外はあまり性能的に秀でた部分が無かったので、新たな時代に対応するための全面刷新として思い切った投資をしたということになる。
2012年よりフランスのトレマリーにて生産開始。年間64万ユニットの生産を計画しており、新型208を筆頭に順次採用車種を拡大させ、将来的には全世界展開のために南米および中国での生産も視野に入れているとのこと。
208については標準仕様ではこのEBシリーズによって環境性能を充実させ、上位仕様を従来の1.6Lエンジンの発展型で対応させる旨すでにアナウンスされており、ガソリンエンジンについては長らくVWの後塵を拝してきたPSAがようやくまともな競争力を身につけたと言うことができるのかもしれない。
ダウンサイジングされた208において、燃費という今まで最も苦手だった部分がテコ入れされることになり、日本市場においてはずいぶん売りやすいクルマになることが期待できる。
トランスミッションについては相変わらず情報が未確定ではあるものの、ここで何らかの6速ATユニットを採用することが出来れば、ほぼ文句のつけようがない。
(AL4の改良版であるAT8である可能性も高いのだが…w)
いずれにしても、2012年は久しぶりにプジョーにとってはおもしろい年になりそうだ。
以下プレスリリース(英文)
Press release『EB0』 1.0L Vti 68hp and 95Nm which emits 99g/km
『EB2』 1.2L Vti 82hp and 118Nm which emits 104g/km
このEBシリーズは、従来の4気筒エンジンに比べてパワーとトルクを維持しつつも25%もの燃費改善ならびに1.0Lでは99g/km、1.2Lでも104g/km と大幅にCO2排出削減を達成している、とのこと。
最高出力が物足りないとスペック厨は文句を言いそうだが、最高出力より実用トルクを充実させるというトレンドから考えれば、逆に期待が持てる。
EBシリーズの開発にあたっては、2008年にプロジェクトがスタートして€717百万、さらに研究開発のために€460百万という巨額な投資をしたユニットであり、52の特許出願をしているとのこと。
従来のプジョーはBMWと共同開発した1.6Lエンジン以外はあまり性能的に秀でた部分が無かったので、新たな時代に対応するための全面刷新として思い切った投資をしたということになる。
2012年よりフランスのトレマリーにて生産開始。年間64万ユニットの生産を計画しており、新型208を筆頭に順次採用車種を拡大させ、将来的には全世界展開のために南米および中国での生産も視野に入れているとのこと。
208については標準仕様ではこのEBシリーズによって環境性能を充実させ、上位仕様を従来の1.6Lエンジンの発展型で対応させる旨すでにアナウンスされており、ガソリンエンジンについては長らくVWの後塵を拝してきたPSAがようやくまともな競争力を身につけたと言うことができるのかもしれない。
ダウンサイジングされた208において、燃費という今まで最も苦手だった部分がテコ入れされることになり、日本市場においてはずいぶん売りやすいクルマになることが期待できる。
トランスミッションについては相変わらず情報が未確定ではあるものの、ここで何らかの6速ATユニットを採用することが出来れば、ほぼ文句のつけようがない。
(AL4の改良版であるAT8である可能性も高いのだが…w)
いずれにしても、2012年は久しぶりにプジョーにとってはおもしろい年になりそうだ。
以下プレスリリース(英文)
Paris - 12/01/2011
PSA Peugeot Citroen inaugurates the new three-cylinder petrol engine assembly line at its Tremery plant
Philippe Varin, Chairman of the PSA Peugeot Citroën Managing Board, and Christian Galliard de Lavernée, Prefect of France's Lorraine region, today inaugurated the production unit for a new family of three-cylinder petrol engines at its Trémery plant in Moselle, eastern France.
PSA Peugeot Citroën has decided to conduct an in-depth overhaul of its small engine line-up, in a project that is just as important as its HDi diesel engine initiative. This new family of three-cylinder engines will be more efficient and cleaner (thanks to their smaller size), while maintaining performance in terms of power and torque.
More compact and delivering 68 to 82 horsepower, the new three-cylinder engines will reduce fuel consumption and carbon emissions by 25% compared with today's four-cylinder engines. Drivers will see their energy consumption reduced by approximately 1.5 litres per 100 kilometres while maintaining optimal driving enjoyment. The new engines will be fitted on the future Peugeot 208, to be launched in first-quarter 2012, with CO2 emissions of just 104 grams per kilometre for its 1.2-litre VTI 82hp version and 99 grams per kilometre for its 1.0-litre VTi 68hp version.
The Group has invested €717 million in the project, launched in early 2008, of which €460 million for research and development. In all, 52 patents have been filed and 1,200 engineers and technicians have been involved. A total of €257 million was allocated for capital spending projects in eastern France, mainly at the Trémery plant.
In the start-up phase since September 2011, the new EB engine will be produced at Trémery. The project has a potential annual production capacity of 640,000 engines and will create 500 jobs. Brought on stream in 1979, Trémery is the world's leading diesel engine production facility with a total output of 35 million units. The plant currently has 3,720 employees.
In a second phase, the new engines designed in France will be produced in Latin America and China to meet local needs and will represent a key asset for the Group's international expansion.
The new three-cylinder petrol engine, which integrates the most advanced environmental technology, will enable PSA Peugeot Citroën to strengthen its leadership in low-carbon-emission vehicles.
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