Life's for Sharing



CMのクリエイティビティとしての今年のベストはこれかな。
イギリスのT-Mobileが仕掛けた、400人のダンサーがリバプール駅でいきなりパフォーマンスを始めるという模様を隠し撮り的に撮影したCM。

一般の人の表情や反応まできちんと押さえており、彼らがどんな行動をしているかにも注目。

そして2010年に続編としてヒースロー空港で仕掛けられたのがこちら。



こちらは一切の楽器を使用せず、人の声だけのパフォーマンスであるところが驚かされる。

そしてまた、こちらも一般の人たちがどう反応し、どんな行動をしているかに注目。

そして最後に表示されるスローガン。

Life's for Sharing

通信キャリアとして訴えるべきことは何か。
そしてそれをCMという手法の中で驚きとして提供する。
話題性とブランディングを同時に高める、まさにベストともいうべきアプローチ。

そう何回も繰り返して放映する性格のCMでない分、アメリカのスーパーボウルのCMタイムのようなスペシャル枠での放映向けということになるわけだが、こういうところでどれだけインパクトを与えることができるのか。
学ぶべき点は非常に多いと思う。

そして日本でもそういったCMを披露する上でスペシャルな枠、というかタイミングがある。

そう、お正月のCM。

各企業、このタイミングだけで流すスペシャルなCMを用意している。
今年がこんな年であった以上、2012年の正月CMでどんなメッセージを発するか、という点は非常に重要であり、いろんな意味で注目だ。

 

この記事へのコメント


この記事へのトラックバック