NEVER SAY NO TO PANDA.
今年のCMフェスティバルで一番会場を沸かせたのがこのシリーズ。
CMの手法としてはベタな作りで、新たなクリエイティブな点で見るべき部分は少ないものの、エジプトで流されているCMということを考えるとなかなか興味深い。
パンダという愛嬌のあるキャラクターを逆手にとって性格を悪くさせた点と、猫背で無表情というまったくもって可愛らしくないビジュアルにした点がこのCMシリーズの特徴であり、ベタでありつつも笑ってしまう部分なのではないか、と。
単にどこでも暴れるわけではなく、病室では静かに怒りを表現していながら、やってることは非常に残忍なあたり、このパンダの性格が窺い知れる。
パンダは世界において愛嬌のあるキャラクターアイコンとして定着していることと、それをどう弄ることがCMのクリエイティブに繋がっていくのかを考えるのにわかりやすい好材料と言える。
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