新型208の発表まであと1週間

208


New Peugeot 208 (2012) to be revealed next week


当初の10月末という話からちょっとだけズレましたけど、Laトリビューンによると来週の11月2日に発表されること自体はどうやら確定のようです。

で、実際のワールドプレミアは2012年春のジュネーブショーで行われ、販売も同じようなタイミングで開始されるようであります。

207は2006年から販売されてきましたが、セールスはプジョーの期待するほどの規模ではなかったようで、208ではその反省点を踏まえて大きくコンセプトを変えるらしい・・・なんて話は今まで何回か書いてきましたね。

207の特徴的、というより賛否否否ぐらいに意見の分かれたフロントマスクは、208については昨今の新しい意匠として誰にでも受け入れられやすいデザインに落ち着き、そしてクルマ自体は今まで以上の居住性を確保しつつ大幅に軽量化&ダウンサイジングを行うことで、フレンチコンパクトらしさを取り戻す方向に行くようであります。

当然これは環境性能にも有利に働くわけで、CO2排出量は新型3気筒ガソリンエンジン(68bhp)に関しては99g/km、90bhpのeHDiについては87g/kmと、このクラスで最小レベルに抑えているらしいので、正式スペックの公開にかなり期待が持てます。

208はフランスとスロバキアで生産され、年間50万台(うちフランス国内で30%)の販売目標を掲げるようです。
また、ブラジルと中国にも生産拠点を拡大する可能性もあるようで、例によって308と同じように208にも新興国向けのセダンの開発も計画されているらしいです。

また重要なポイントとして、207に比べてエントリークラスの価格を引き下げる方針なんだとか。

日本に導入されるモデルは中間グレード以上のものになるので直接的に低価格が実現するかはまだ不透明ですが、グレード体系に柔軟性を持たせてくれれば、国内導入に関しても見せ球としての低価格モデル、コストパフォーマンスに優れる量販モデル、パフォーマンス重視の高性能モデルの選択肢が広がる可能性もあります。

エンジンに関しては新型3気筒ガソリンエンジンのポテンシャルにかなり期待が持てるのですが、日本に導入する上で重要となるトランスミッションに関する情報がぜんぜん出てきていないんですね。

ATに関しては新興国向けに従来の4速ATであるAL4をAT8へとマイナーチェンジさせて延命を図っているようではありますが、308に搭載されているアイシンAWの6速AT(TF-70SC)は中型モデル向けということもあり、小型の208にそのまま搭載されることは無さそうな感じでもあるので、やっぱりAT8なのか?と非常にヤキモキしております。
AT8にするぐらいだったら6EGSにしてくれた方がまだいいような気もするんですけどね。

さて、このあたりはどうなるか?
11月2日の発表を待つことにしましょうか。
 
 

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