FBM2011勢力分布の話

French_flag.jpg

さぁさぁ、フレンチブルーミーティングで何をやってきたかのご報告だよagain。

ってことで、昨年「やらなきゃ良かった」などとボヤきながらも、意外と反応が良かったので今年も頑張ってやってきましたよ。

えぇ、今年のフレンチブルーミーティング(以下FBM)でのプジョー、シトロエン、ルノー、そしてその他(国産、独、伊など)の分布状況を、足を使って実際にフィールドワーキングですよ。

今年の感想。

意外とおもしろかった。

昨年は現地に到着してから思いつきで作業を始めたので、準備不足と調査の精度に問題がありました。
その反省も踏まえて今年に関しては、カウンター君1号の実戦投入によって作業効率は飛躍的に向上し、その分カウント作業の精度に力を注ぐことができますた。

そんなわけで、会場では嫁を放っておきっぱなしで各駐車場をカチカチとやりながら回っていたのでありました。

今年のFBMは早朝に雨が降った影響もあり、出足がけっこう鈍い印象がありました。
おいらが到着した9:00頃でも各駐車場とも空きが目立ったこともあり、これでは調査の精度に問題が出るとの判断から、満車になるまで少し待つことにしますた。

で、10:20より調査開始、12:00ぐらいにP10のカウントを終了させました。

カウントミスはゼロとは言いませんが、調査中に車両があちこち移動していたりしたことを踏まえても、昨年に比べてかなり精度は高まっていると思います。
また、昨年は調査漏れしたP10を対象に加えたことで、昨年と比べて絶対数がかなり増えています。
そのため、台数ではなく構成比の方を注目してみてください。

駐車場の場所は以下の通り。
P Groundの左側、ちょっと離れたところにP10があります。(図からは漏れています)

FBM2010_parking_map.jpg

ってことで、結果を見てみましょう。

駐車場名 調査時刻 Renault Citroen Peugeot Others Total
P1 10:30 28 25 20 12 85
P2 10:20 11 14 17 13 55
P3a 10:35 51 31 34 20 136
P3b 10:40 28 10 26 12 76
P3c 10:40 34 24 28 18 104
P5 10:45 51 1 0 4 56
P6 10:45 5 5 22 4 36
P7 10:50 8 4 3 5 20
P8 11:05 65 45 79 37 226
P9 11:20 26 89 8 12 135
P10 12:05 51 48 57 50 206
P Ground 11:45 117 148 93 52 410
Spider専用 11:30 16 1 3 5 25
ハイランドホテル 11:25 16 15 18 16 65
Total   507 460 408 260 1635

■注意点
 ・3社以外のメーカーはOthersに分類しています。
 ・P4は未調査です。
 ・駐車場外にあった展示車などは含んでいません。
 ・フェイクは敬意を表してその意向のブランドでカウントしています。
 ・各ホテル前駐車場などは含んでいません。
 ・全ての台数を正確にカウントしたか保証はできかねます。
 ・あくまで調査時点に駐車してあった車両をカウントしています。
 ・つまり、アバウトな数字とお考え下さい。


効率が上がったとはいえ、あの駐車場の中を上から下まで2往復ほどしておりまして、非常に疲れました。


それでは各勢力の構成比を見てみます。


Renault 31.01%
Citroen 28.13%
Peugeot 24.95%
Others 15.9%


補正要因としては、昨年と比べると調査時間が短くなっていること、またP10を調査に加えたことから同一条件での比較ではないという点が挙げられるかと思います。
しかし、現場で感じたことと数字は概ね同じ傾向を見せていることから、比率としてはほぼこの内容で合っているかと思われます。


では、昨年の数字と比較してみましょう。

調査年 Renault Citroen Peugeot Others
2011年 31.01% 28.13% 24.95% 15.90%
2010年 36.90% 25.60% 25.82% 11.68%
前年比 -5.89% +2.53% -0.87% +4.22%

という具合になっており、ルノーが約6%減でも1位、シトロエンが約2.5%増で昨年のプジョーを逆転して2位、プジョーさん昨年より減って3位になってしまいました。

ルノーの比率が下がっていますが、絶対数はそれほど落ちていないので、むしろプジョーとシトロエン、そしてその他の来場者が増えたものと推測されます。

特徴的なのはその他のメーカー(主に国産、独、伊車)のクルマの比率です。
昨年に比べて4%以上増えております。

これはすなわち、FBMがフランス車乗りたちのものからクルマ好きのお祭りへと広がっている様子が伺えます。
合計参加台数がどれぐらいの規模だったかは主催者でないとわかりませんが、この傾向はお祭りとしての期待と認知度が上がった結果であり、非常に良いものと言えるんじゃないでしょうか。

また、FBMのようなお祭りがあることはフランス車乗りにとっては誇らしいものであるわけで、こうした点に魅力を感じてその他のクルマに乗っている人たちがフランス車への乗り換えに繋がるかどうか?これはインポーターの努力次第と言えるでしょう。

それにしても、おいらの所属しているプジョー軍の元気の無さはどうしたことでしょう?この辺の考察は別途エントリーを起こします。


調査の合間に各ブースや自慢の愛車を前に談笑する人たちの表情を見ていると、別にメーカーなんてものにこだわってなくて、純粋にフランス車が好きな人たちが沢山いたことが何より一番の収穫でありました。

昨年から行っているこの調査も、別にメーカー間の競争を煽ることが目的ではなく、メーカー毎のオーナー達の熱量を把握したいという想いが強かったりするわけです。

シトロエンは2CVに代表される旧車たちを大事に乗って、この日のために全国から集まるわけです。
ルノーもキャトルやカングーに乗った人たちが集い、再会を喜びながら談笑に耽っているわけです。

SpiderやRCZなど趣味性の高い車種に乗ってる人たちの楽しそうな光景や、様々な車種の名前を当てっこしている親子の姿は、フランス車を切り口としてそれぞれがお祭りを楽しんでいる、非常に心がぽかぽかする光景でありました。

参加した皆さんはどんな事を感じられましたか?


願わくば、このお祭りの参加者がもっともっと増えて欲しいと思うし、フランス車に乗る人がもっともっと増えて欲しいと思うわけです。

こうしたオーナー本位のイベントが開催されているわけですから、インポーターの皆さんもこうしたアシストを積極的に活かして、フランス車が日本でもっと普及するよう尽力頂きたいと切に願う次第であります。

魅力的な車種とFBMのような魅力的な体験があってこそ、フランス車はもっともっと日本で広まっていくわけですから。

また、FBMの運営の方にもひとこと。
可能であれば、公式に台数と各メーカー毎の分布の調査を行ってください。
それにより国内販売台数とは違った、オーナー達の熱量を把握することができ、インポーターにも励みになると思うので。
 
さて、お約束の愛すべきおバカさんたちが今年もけっこういたわけですが、こちらの方々には敬意を表してシトロエンでカウントさせて頂きました。
(他にもいろいろありましたw)

CitroenESSE.jpg

Citroen407.jpg
 
  

この記事へのコメント

  • シトロ菌

    ご苦労様でした。
    僕達が感じていた事ズバリです。
    これからもフランス車(XM,BX)をお約束の消耗部品(ミッション、ステアリングラック等を交換していけば、いつまでも・・・・・)を交換しながら、末永く乗って行くつもりです。

    本当にご苦労様でした。
    2011年10月19日 01:09

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