CEATEC雑感

CEATEC2011.jpg

幕張は遠い。
ってことで、本来であれば仕事の一環なので金曜日の午後に見に行く予定だったのだが、信じられないミスが発覚してその対応に追われていたら、見に行く時間がなくなってしまった。

CEATECの開催時間は10:00~17:00までとなっている。
東京ビッグサイトで開催していてくれれば、それでも15時ぐらいに会社を出て、1時間ぐらいは見て回る事ができたものの、幕張までは電車で1時間、会場に入るまで15分必要なため、15時に出たとしても会場に着く頃にはほとんど見る時間がなくなってしまうので、最低でも会社を13時ぐらいに出ないといけないというのは、やはりいろんな意味でハードルが高い。

幕張で開催するイベントは、せめて終了時間を18時までにしてくれないと、十分な集客が得られないんじゃないかと思う次第也。

話が逸れるが、この手のイベントで最も集客を集める時間帯がある。
それは、金曜日の午後だ。
特に夕方になるとビジネスマンの来場者が一気に増加するという現象が起こる。
確かに仕事の一環で来ているのは間違いないのだが、ちょっと早めに見終わってその後に一杯飲みに行くという、“天下無敵のNR(NoReturn)”、いわゆる直帰という手を使う連中が口実作りのために金曜日の夕方に大挙して押し寄せる、とまぁこんなことが起こる訳だ。

もちろんおいらもNRコースを狙っていたのだが、残念でしたというお話。

で、本日はお日柄もよく、ちょっと走りたい気分も相まって、少し遅めに起きだしてバイクで幕張を目指した。

現地に到着したのは14時頃だったので、3時間ほどじっくり見て回った雑感などを少し。

CEATECは新しい技術の展示会であり、コンシューマ向け以外にもビジネス向けの出展がメインなので、高度な計測技術の展示や新しい通信、発電といった分野での展示が目立った。

全体的に言える事は、新しい技術の前提は、やはりインフラとしての電気への依存度が高まっているという印象だ。
もちろん省電力や効率よく電気を使用することで新たなライフスタイルを提案している展示が多かった。
もはや、電気に依存することは既定路線なわけだ。

その根底には、国が安定的に十分な電力を供給するという大前提の上に成り立っているということでもある。
安定的な電気の供給について、どうしても考えざるを得ない。

電気をどうやって発電して、どうやって効率よく伝送して、どうやってロスを少なく逐電するか。

技術によって効率を高めることで、高まる電力需要を捌いていこうというメッセージを今回のCEATECから感じた。

世界各国の事情は置いといて、日本という国で電力供給をどのように行っていくかという議論において、その管理における能力と資格が備わっていなかったという点を考えても、原発の段階的縮小は止むを得ないところだが、それに代わる電力供給をきちんと担保していかないと、CEATECで提案されていた技術は活かすことができない。

単に感情論の問題ではなく、技術の進歩との兼ね合いの中で、おいら達は電気をどうしていくのかということを考えていかなきゃならんよなぁと思う次第也。

CEATECの雑感というか、ほとんど展示内容に触れてないのはどうかと思うが、全体を見て回って一番思ったのは上記のことでありましたとさ。
 
そんなことを考えていたら、会場見て回る時間がぜんぜん足りないことに気がついた。
っていうか、BtoB部門ばかり見ていたせいで、一般消費者向けのブースをぜんぜん見れてない。

ざっと駆け足で回ってみたところ、ソニーの3Dヘッドマウントディスプレイや、盗撮仕様のハイビジョン双眼鏡に黒山の人だかり。

新型ソニーReaderに関して仕事上のあれこれを突っ込んで質問したりと、ソニーブースが意外と楽しかった。

他にもトピックになることはいくつかあったんだけど、それはまた別のエントリーにて。 

 
 
  

この記事へのコメント


この記事へのトラックバック