6月に1年点検のためにプジョー世田谷SP(サービスポイント)に入庫した際に、マフラー周りの腐食が進行していてもうヤバイよ、という指摘を受けたからさあ大変。
まる8年を迎えたとはいえ、距離はたかだか6万キロ程度しか走っておらず、マメにメンテもしてきたつもりだったので、なんだそれは?とか思ったわけだが、リフトアップして車体の下を覗き込んでみると、確かにマフラーの結合箇所のサビがかなり進行していた。
他にもドライブシャフト付近やサスペンションの一部にけっこうなサビが発生していた。
ちょっと待て。
これはこの1年で発生したサビか?
こんなになる前に指摘してくれてたら、それまでに対策の採りようもあっただろうに。
どうやら雪の東北へ年に数回行ったさいに付着した融雪剤が、下回りのサビを進行させたんだろう、というところは理解できた。
確かに雪の降るエリアを走った後に下部洗浄をきちんとやってなかったのはおいらのミスだ。
しかしねぇ、1年点検も車検も世田谷SPに毎年出してきたわけだから、その辺の状況は見てたわけでしょ。
サビの初期段階であれば、下部洗浄やサビ止めのペイントとか対策の採りようはあったんじゃない?
しかし、世田谷SPではスチームによる下部洗浄や、サビを落としてサビ止めペイントするとかそういったことはやってないんだそうだ。
点検の際に何回か頼んだことがあったのだが、とにかくそういったサービスはやってないの一点張り。
だったら別にこの店で点検を受ける必要も無いわな。
どこか提携工場で下部洗浄も含めた防鎮対策をできる店を紹介して欲しいと頼んでみたものの、芳しい回答は得られなかったので自分で探すことにした。
ってことで、たまたま通りかかった旧プジョー横浜港北、現シトロエン横浜都筑で、下部防鎮対策ができるかどうか聞いたところ、「症状次第だが出来ないことはない」との話だったので、本日時間を取ってメカニックの人に見てもらうことにした。
結論としては、マフラーのサビの進行はけっこう深刻なので、処理をするとむしろ症状を悪化させる可能性もあるということで、防鎮処理は特に実施せず、下部のスチーム洗浄によって未だに残っている融雪剤を除去してもらうという方針で話を進めた。
もちろんスチーム洗浄すりゃなんでも解決ってもんでもないが、少なくとも融雪剤をきちんと除去するには素人が洗車ガンで下部に水を吹きかけるだけじゃダメだろう。
スチーム洗浄で融雪剤だけでも除去できれば、サビの進行を少しは遅らせることもできる。
マフラーを買い換えると一式15万円近くするわけだ。
もちろんマフラーの腐食は融雪剤だけが原因とは限らないんだけどね。
下部洗浄を毎年の点検の際にでも実施しておけば、マフラーの劣化も最低限に抑えられたであろうことを考えると、この手のメニューのない店に点検に出していたことを後悔してしまった。
いつか乗り換えるにしても、それまでは安心して乗り続けたいじゃない?
そのために、クルマの下回りとか、普段はユーザーがチェックできないような部分については、毎年の点検で状況と対策についてコメントが欲しいと思うわけですよ。
点検って、そういうためのものでしょ?
腐食が完全に進行してしまってから「そろそろヤヴァいですね」とかいうのは、少なくとも点検に対するユーザニーズを満たしてないと思うわけですよ。
えぇ、自分の怠惰を棚に上げてよく言うよ、という指摘は甘んじて受けますけどね。釈然としないのも事実なんですよ。
この記事へのコメント
メンテナンス太郎
でも、見えていても既定サービスにないからとなにもせず、ダメになってから言うのは、車好きの風上はもちろん、風下にも置きたくくないなぁ。
ドアなどの見える部分の腐食なら海鮮DONさんの日頃の自己点検にも落ち度はあるかましれませんが、車体下では日頃の点検なんて無理ですものね。
ちなみにマフラーは交換するんですか?金額が高いですから中古を探すのも選択肢にいれてみては?
海鮮丼太郎
(1)対策を講じれば経年劣化のペースを下げられるのか?
(2)下部の防鎮施工をやらない意味は何なのか?
ベルト類やウォーターポンプなど、明らかに経年劣化するものはしょうがないにしても、下部のサビについては融雪剤といったサビの原因を除去することで、その劣化のペースは下げられるのではないか?という話でありまして。
融雪剤がサビを加速させるということは知られているわけで、スチームによる下部洗浄というのはそれらをかなりの部分で除去できるので、結果としてサビの進行を遅らせるのに有効ではないかと考えるわけです。
世田谷SPで下部洗浄をして欲しい旨相談した際は、デメリットもあるのでうちでは出来ない、といった回答だったと記憶しておるのですが、他のディーラーでは下部洗浄を車検の際のメニューにしている所もあったりして、この辺の解釈がどうなっていたのか?という純粋な疑問も沸くわけです。
今まではマフラーがサビで破損する前に乗り換えるユーザーが多かったから、こういったことが問題になることがなかったのかもしれんですが、ユーザーが買い替えをせず長く乗ることが顕著になってきた世の中にあって、クルマをどう維持していくのかという点を改めて考える必要があるのかもしれんですな。
特にマフラーはサビによって劣化するとは言われているものの、メンテ次第ではそのペースを下げることもできるであろうことを考えると、ボディの状態だけでなく、見えない下部のメンテナンスという部分にユーザーも整備工場も注意を向ける必要があるのかな、ってね。
ちなみにマフラーのサビについては、とりあえずスチーム洗浄だけ行って、あとはそのまま劣化が進んで壊れるまで様子を見るか、次の車検あたりに交換するのがよろしかろう、という話になっております。
それまでに買い換えるかどうか。
場合によっては全交換をすることになるかもしれんです。
その場合は中古ではなくおそらく新品にするかもしれませぬ。中古品も内部でサビが進行しているケースもあったりして、安物買いの銭失いになりかねない懸念もあるので。
新品交換したら、しばらくまた乗り続けることになるかもね。
幸いなことに、307swというクルマに対する愛着は以前から変わらず持ち続けているので、よほどの魅力がない限り乗り換えという気にはならないのかもしれませぬ。
メンテナンス太郎
私は9年目という事もあり、大きな故障には中古部品を活用して費用をなるべく抑えるようにしています。プジョーの純正部品って高いんですもの(笑)
かめたろう
海鮮丼太郎
>メンテナンス太郎
君の場合は307を買う時にメンテも含めて安く上げていく方針だったから、そこにブレはないよね。
ってことで、その後いろいろありまして。
オチも含めてエントリー別に書くわ。
>かめたろうさん
世田谷SPを一方的に責めるつもりもないんですが、以前に比べてサービスレベルが下がったなぁ、という印象も正直ありまして。
シトロエンの面倒も見るようになったことで、忙しさが原因なのかな?とか思ったりします。
料金については、経年が進めば維持費が上がるのはある程度止むを得ないと思うんですけど、「症状を見て劣化しているから交換する」のではなく、「一定距離や年月が経過したから交換する」という方針に思えるんですよね。
確かに一定距離や年月が経過すれば劣化も進んでいる可能性があるので、その時点で交換しておけば突然のトラブルは起き難くなるんでしょうが、劣化の進行は個々のクルマによって様々だったりするので、まだ使えるのに無条件に交換を推奨されると、あまりいい気持ちはしないんですよね。
もちろんその提示された見積りに対して、どこの部分の交換を行うかはオーナーが最終的に判断するわけですが、その判断材料をきちんと提示して欲しいって思うことは、別に過度な要求とも思えないんですよね。
こういう不信感みたいなものが芽生えてしまうと、どうも疑心暗鬼になってしまいます。
少し頭を冷やして冷静に考えてみることにします。
かめたろう
以前のようなサービスマンの親身な感じはなく、
収益重視のビジネスライクな感じが年々、
強くなっている気がします。
特に車検の際、説明なしに金額請求された
海鮮丼太郎さんの話で今までの疑問が氷解しました。もう以前の世田谷SPとは違うと納得しました。
貴殿のブログで世田谷店の優秀なスタッフが丸々某店に異動したことが分かり、大変感謝しております。次回の車検はそちらの方々にお願いしたいと思っております。これからもブログを楽しみに拝見させていただきますのでよろしくお願いします。
かめたろう
明らかに消費税の二重取りの気がします。他のプジョー系列のディーラーの価格を調べましたが、税抜価格が1円単位の所は、大田と目黒を含めた旧日商岩井=NIミツワグループだけです。2005年の車検では車検整備基本料金は税抜で38000円でした。
おまけに他のプジョー系列の店は55000円前後で基本料金合計が63000円台なのは世田谷サービスポイントだけです。大田と目黒も同額です。
絶対に次回の車検は世田谷サービスポイントには任せないことを固く心に誓いました。
海鮮丼太郎
もう一方のコメント欄にも書きましたが、ぜひその内容をプジョーのコールセンターに確認してみて頂けませんか?
表向きは各ディーラーとも均質なサービスを提供することになっており、価格に関しても差が出ないはずなのですが、かめたろうさんが調べられたことが事実なのであれば、均質なサービスという点で問題があるかと思いますので。