208発表まであと5週間?

208
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フランクフルトショーでは意外と地味な展示に留まったプジョーさん。
しかし、最大の稼ぎ頭にして最も注目の高まっている208が、なぜか10月に発表されるというAutoExpressの記事にちょっとした驚きを覚えてしまいますた。

New Peugeot 205 GTi breaks cover

208についておさらいしておくと、207に比べてダウンサイジング&軽量化され、高効率なエンジンの採用によってかなり魅力的なクルマに仕上がるだろう、というのがもっぱらの噂だったりするわけです。
欧州での競合車種は、ルノークリオ(日本名:ルーテシア)やフォードフィエスタあたりになります。同じグループであればシトロエンのC3/DS3あたりですね。

英国での発売は2012年夏とされております。
慣例からすると、2012年暮れまでには日本にも導入されるんじゃないでしょうかね。

AutoExpressが掲載したイラストは市販版の確定フォルムだということですが、他のメディアの情報を総合しても、ほぼこの内容でFIXなんでしょうね。

SR-1からの新たなデザインアイデンティティをうまく落とし込んだ、割と好みのスタイルではあります。

インテリアについてもおもしろい記述があります。
(iPadのような)脱着可能なタッチスクリーンディスプレイを採用したキャビンになる、という点です。

これは地図や音楽データのダウンロードや、各種情報のアップロード(フローティングデータ?)にも対応するらしいとのことで、エントリーモデル以外のグレードに標準搭載される、とのお話。

これが昨日エントリーで書いたMirrorLinkを採用したものかどうかは今のところ不明ではありますが、可能性は十分ありえるでしょうね。

シトロエンの一部モデルでWiFiルータの提供サービスなどを展開していたものの、PSAとして車載機器のネット対応はあまり積極的ではなかったため、ここで一気に勝負に出ようという感じなのかもしれません。

当然のことながら気になるのは、欧州以外への輸出モデルで、この仕様がどうなるか、という話なわけです。

3008のように欧州ではナビ+αのエンタテインメントディスプレイが設置されていた場所が、国内導入時にはただのモノ入れになってたり…などというのはあまりに悲しすぎます。

MirrorLink対応としてケンウッドやアルパイン、クラリオンあたりがちゃんとした対応機器を出してくれることを祈りましょう。



さて、モデルラインナップについては208タグ付けした過去エントリーを見てもらうとして、アップデートされた情報としては、3ドア&5ドアハッチバックが先行してデビューする、という話でしょうか。

エンジンラインナップについては、約30km/Lの燃費を実現する新開発のターボチャージャー付3気筒ガソリンエンジンを含む広いレンジのガソリン&ディーゼルエンジンを用意するとのこと。

この3気筒エンジン、かなり素性が良いとの評判なので、是非とも国内導入モデルの目玉にして欲しいもんです。VWのポロ並に20km/Lを実現できれば、

“燃費の良いプジョー”

という宣伝文句が使えるので、(良い意味で)笑いを取れること必至なので。


これら実用車としての準備が着々と進む中で、もう一つの話題になっているのが、RCZにも採用されている211bhpを発生するターボチャージャー付1.6Lガソリンエンジンを搭載したモデルを予定している、という件。

これは205GTiの後継的ポジションを与えられる強烈なモデルとして、2013年に投入を予定しているとのこと。

レース仕様のバケットシートとぶっといステアリングホイール、いかついリアスポイラーや拡大したホイールアーチなど、スポーティな装飾が施されるにも関わらず、アイドリングストップなど最新の低燃費技術も投入。
出せる技術を全部投入せんとする勢いであります。

205GTiは欧州では伝説的ホットハッチとして抜群の認知度を誇っているだけに、この意志を受け継いだモデルの登場は、プジョーのスポーツイメージの向上に貢献してくれるでしょう。

ついでにWRCに復帰してくれないもんかね。
どうもシトロエンに比べてモータースポーツでの活躍が地味な分、ブランドイメージが向上しないんだよなぁ・・・


さてこのホットハッチですが。
当然日本への導入の期待も高まるわけですが、RCZをちゃんと展開してくれたPCJのことなので、やってくれると信じましょう。
おいらは買えないけど。


そんなわけで、あと5週間に迫ったらしい208の発表を、指折り数えて楽しみに待つことにしましょうかね。
 
 

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