俯瞰して考えよう

 
これに対するこれが秀逸なので、ちょっと考えてみる。

簡単に言えば、女性にいかにお金を使わせるか、というのが根本部分にあるわけだが、その下地としてどのように女性に興味を持ってもらうか、という手法についての思考ということになる。

可処分所得と可処分時間。
女性は常に最低の支出で最高の体験をさせてくれるものにしか興味が無く、コストパフォーマンスに最も厳しい。
だからこそ、彼女らに興味を持たせること、そして興味を持続させることが重要になるわけだ。
女性蔑視でもなんでもないが、事実だからしょうがない。

reachman氏が広げている通り、これを女性の問題とするのではなく、サッカーに対する新規顧客獲得の問題と考えると、単に女性の気まぐれとかそんな話ではなく、産業としてのエコシステムをどう回していくか、という話になる。

おいらのように、友人に熱烈なベガルタ仙台サポーターがいるにも関わらず、おいら自身はいまひとつサッカーに対して興味を持てない。
地元に川崎フロンターレという比較的楽しげなチームがあることは知っているのに、だ。

別に拒絶しているわけではない。
おもしろいと思えるんだったら、スタジアムに行くことも吝かではない。

おいらのような人間をどうやって試合観戦したい!っていうモチベーションに持って行くのか。
残念ながらJリーグが行っている施策は、おいらの琴線に触れることがない。
もっと違うアプローチがあれば、考えも変わるのかもね。

そんなわけで、ここではサッカーが題材として課題が論じられているが、これはすべての商品、サービスに置き換えて考えることができる。

おいらのテリトリーからすると、クルマ離れや読書離れ、ゲーム離れなんてところの事例に置き換えてみると、なかなか切実なものになったりする。

たとえば直近の例で言うと、東京モーターショーの集客という点に置き換えてみると、まったく同じ構図が浮かび上がってくる。

東京モーターショーについては当事者である日本自動車工業会は、まるで打つ手なしといった状況であり、それに危惧したピストン西沢さんの動きについても以前にも書いたとおり、残念ながら新規の顧客を引き込むという点についてあまり効果的なものとは言えない。

こんな感じで、消費全体が冷え込んではいるものの、どの業界も問題はそれだけではなく構造的な原因を抱えていると考えて、その解決策を考える必要がある。
いろいろやってんだろうけど、その効果が出てないって話なわけだが。


パブリシティという面で考えると、広く露出を高めるにはテレビや雑誌、ネット媒体を使うというアイディアは、陳腐ではあるものの効果的であることもまた事実であるわけで、こうした媒体に引っかかる要素を入れ込む努力を続けていく必要があるだろうとは思う。

それらを効果的に行ったのが韓流ブームと呼ばれる現象なんだと考えれば、方法論としては実に明快な解が出ているじゃないか、という話になるわけでありまして。

ブームを仕掛ける主体であるテレビや雑誌が皮肉なことにその媒体価値を落としているという現状もあるわけですがw



さて、マニアな人はどうしてもコンテンツの価値(いい商品、いい試合、いいサービス)を高めれば客は増えるという発想に陥りがちだが、実はそれだけではダメだというのは上記のまとめにあるとおり。

だからこそ、マニアな人は俯瞰で状況を考えられるようになると、何が必要なのかという点をもう少し広く議論できるようになるんじゃないかと思うわけだ。

平林さんの騒動なんかを眺めててもなんかピンと来ないのは、要はそういうことなのよね。
 
 


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