ちきゅうがおかしい?

地球に挑む"ちきゅう"なんてエントリーを昨年9月に書いているのだが、沈説・日本沈没でも別の意味で大活躍だった地球深部探索船『ちきゅう』が、なにやらおかしなことになっているようだ。

最新鋭学術船「ちきゅう」油田探査へ…異例の商業利用
世界で最も深くまで掘ることができる日本の最新鋭学術調査船「ちきゅう」(海洋研究開発機構所属)を、本来の学術探査とは別に、海外企業やケニア政府が進めるインド洋の油田探査に投入する計画が日本など関係各国で進んでいることが24日、明らかになった。


別に商業利用することが悪いとは言わないが、本来の目的である地殻の探査・研究はどうなってんだろうか?

確かに、見学に行ったときにも予算が思ったように付かない旨、嘆くような話も聞こえていたが。
もちろん、一年中調査ばかりやってるわけでもないだろうから、間にちょっとアルバイトでもするか、みたいな話であることも十分ありえるのだが、その割にはなんかうまく使われてるだけのような気がするのは気のせいか?

それと当然ながら他の海洋を調査する前に、懸案となっている日本海のガス田調査など、先にやるべきことがあるんじゃないだろうか?

政治的に利用されているのか、資金繰りのためになりふり構ってられないのかはよくわからんが、世界で一番深く掘削できるという性能を、一番必要なことに最優先で活かして欲しい。
おいらは今でも、地球の構造を解明したいと熱く語ってくれた説明員の言うことを信じたい。

まったく、珍訳・日本沈没でのセンスの無い露出など、ちきゅうならびにJAMSTECに幻滅するようなことが立て続けに起こっていることがなんだか腹立たしい。
 
 

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