過去のCMについて調べておりまして。
まずチェックするのはYoutubeだったりするわけですが、意外と昔のCMは見つからないもんです。
じゃあ断片的な情報でもいいから、ということでネットの海を漂う。そして溺れる。
ネットで情報が得られないのなら、リアルで何か調べる手段は無いのか?
あるんですよ。
ってことで、日本を影から支配している悪の秘密結社こと電通様の本拠地である汐留に、これまた電通様が運営されている(正確には創業者の吉田秀雄記念事業財団)が運営している「アド・ミュージアム東京」って施設があるんですよ。
その中に、「広告図書館」という施設がありまして。
広告図書館は、主として広告およびマーケティングに関連する和書約1万2100冊、洋書約2900冊、雑誌約170種(2008年現在)を所蔵している専門図書館です。
広告およびマーケティングに関する研究の振興・普及のために、資料の収集から提供、レファレンスサービスなど各種業務を行っており、どなたでも自由にご利用いただけます。
しかもこの図書館内に「AdDAS」という広告作品をデジタルアーカイブした検索システムがありまして。
今回の目的はコイツなのです。
CMの動画、印刷物、関連情報がアーカイブとして保存されており、今回はCMに絞って検索してみたところ、1960年代のものも出てきました。
また、ACCや広告電通賞、カンヌやクリオ賞といった海外受賞作品といった条件で検索することもできるので、評価の高かった作品を絞り込んで閲覧するなんてことができるわけです。
CMはその当時の日本の社会や文化を知る上で貴重な資料であるにも関わらず、きちんと保存されることが少なかったわけですが、やはりこういうところを電通が取りまとめてアーカイブ化するという意義は大きいですな。
数十秒間の作品を次から次へと閲覧していたら、あっという間に閉館時間が来てしまいました。
こんな有意義な資料を無料で閲覧できるとは、いい時代になったもんであります。
時間があれば、一日中入り浸ってたいよ。
願わくば、この限られた環境だけでなく、広く世界からも閲覧できる環境を整えてほしいと強く願っております。
せっかくすばらしい作品がありながら、それを皆に教えることができないっていうのは、やっぱり残念な気がするから。
で、目的のCMは見つかったのかって?
へい、バッチリ見つかりますた。
そのことについては、またいずれ。
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