
夏も「ジョージア」を飲んで、シャキッとリフレッシュ!
~2011年ジョージア サマーキャンペーン
「男ですいません。夏。」が男たちを応援します
日本コカ・コーラは14日から、缶コーヒー「ジョージア」のキャンペーン「男ですいません。夏。」を実施している。
PC、携帯電話から応募するオープン懸賞で、トヨタ自動車のスポーツタイプ多目的車(SUV)「FJクルーザー」と100万円分のカスタム費用が抽選で2人に当たる。自動車の運転免許を持っている人が対象で、期間は8月28日まで。抽選は7月24日と8月28日の2回行われる。さらに、ダブルチャンスとして抽選で100人にFJクルーザーモデルのナノブロック(組み合わせて造形を楽しみミニサイズブロック)「nanoblock FJクルーザー “ブルーver.”」が当たる。
このキャンペーンには着目すべき点がいくつかある。
・M1層向けにクルマが当たるという懸賞は久しぶりだということ。
・その商品に選ばれたのがFJクルーザーであること。
・しかも、カスタム費用+100万円という内容であること。
きちんとした調査をしていないので明確な根拠は無いのだが、この手の若年層っていうかM1層向けの懸賞でクルマが当たるというキャンペーンは久しぶりなんじゃないだろうか?
こういう便利なBLOGがあるので履歴を辿ってみると、たしかにクルマをプレゼントという懸賞はそれなりにあるのだが、M2/F2を意識したエコカープレゼントが大半だったりする。
また、中古車チェーンや自動車関連企業のキャンペーンでは確かにM1層を意識したクルマが当たるというのはあったのだが、それはあくまでクルマに興味を持っている層が対象ということもあり、最初からターゲット層が限定されている。
それに対してジョージア(=コカコーラ)が行うキャンペーンは、不特定多数の消費者を対象としたものであり、その購買層が欲しがるものしか提供しないというポリシーがある。
この「男ですいません。」キャンペーンは今年の1月にも実施されており、その際のプレゼントはこんな感じだ。
流行の家電製品やグッズなどを多くの人にプレゼント、という発想だ。
それに対して今回の「男ですいません。夏。」キャンペーンは、FJクルーザーx2名、nanoblockx100名という極めて限られた人数にしか当たらない、一点豪華主義とも言えるキャンペーンだ。
豪華ではあるものの当選人数が限られるというキャンペーンの場合、その商品の魅力がキャンペーンの成否を左右する。
その商品として選ばれたのがクルマであり、しかもトヨタのFJクルーザーだというのだからおもしろい。
ジョージアのメインターゲットであるM1層は、クルマ離れが顕著な世代だ。
彼らに共通しているのは、
「クルマを買う金も維持する金も無い」
「欲しいクルマが無い」
「そもそもクルマに興味が無い」
という無い無い尽くしの世代だったりする。
そんな彼らに向けて、いくらプリウスだ、フィットだと言っても、なかなか興味を喚起させることが難しい。
プリウスやフィットがどんなクルマかぐらいは知っていても、それを欲しいと思わせる動機が希薄だから。
そこで白羽の矢が立ったのがFJクルーザーというわけだ。
FJクルーザーは北米市場向けにトヨタが開発した“トヨタらしからぬ”遊び心に溢れたデザインが魅力のSUVだ。
見た目の印象よりも実際のサイズはかなり大きく、運転に不慣れな人にはあまり向いているクルマとは言いがたいが、それを突き抜けるだけのポップさがこのクルマには備わっている。
(ポップな外観の割に走破性も悪くない)
で、コカコーラはジョージアの夏の販促プランとして、このクルマをプレゼントすることで、注目度を高めようという判断を下したわけだ。
そこで考えてみる。
このキャンペーンにFJクルーザーを選んだのは誰か?
コカコーラほどの企業ともなれば、こうした主力商品の定期的な販促施策においては費用対効果の高い賞品を選ぶ厳しい目がある。
その賞品を選ぶのはもちろん広告代理店の目利きに頼る部分も大きいだろう。
トヨタマーケティングジャパン(トヨタのマーケティング会社)が協賛した可能性はかなり高いものの、だからといってコカコーラが単なる企業のゴリ押しでキャンペーン賞品を選ぶとも思えない。
そこにはFJクルーザーという車種がM1層に響くクルマだという判断が下されたことはじゅうぶん考えられる。
今フラットな視点で国産車からM1層に響く同様の賞品を選べと言われたら、おいらもFJクルーザーか日産のJUKEを選ぶと思う。
ここで重要なのは、誰もが「楽しそう」と思える選択肢を用意することであり、エコカーとか乗り手を選ぶスポーツカーではないということだからだ。
また、このキャンペーンで特徴的なのが、賞品のFJクルーザーに加えて「100万円分のカスタム費用付き」という点だ。
FJクルーザーは北米においてさまざまな使われ方をされており、オーナーが気に入ったアフターパーツを取り付けて自分好みの一台としてカスタマイズする傾向が強い。
あくまで車両は素材であり、カスタマイズしていく事こそがFJクルーザーの醍醐味であるわけだ。
日本への導入にあたっても、そうしたカスタマイズの余地を残すように比較的プレーンなモデルとして導入されている。
いつものトヨタ車なら、予めゴテゴテと装備が付いているか、もしくはアフターパーツの付ける余地がほとんどなかったりするクルマばかりなだけに、異例中の異例と言える。
そのため、当選賞品が「FJクルーザー+100万円分のカスタム費用付き」というのは、わかってる奴が企画してるなぁ、とニヤリとさせられた。
実際のところ、このキャンペーンがどのような布陣で企画され、運営されているかはよく知らない。
ただ、クルマをプレゼントするキャンペーンとしては非常によく考えられていて、思わずGood Job!と言いたくなった。
本音を言えば、Wチャンス賞の賞品がショボすぎて、落差がありすぎるのが問題だなぁと思うが、とりあえずこういった“ちゃんと考えられた取り組み”を続けていくことが、クルマへの興味を再び沸き立たせる原動力になると信じている。
クルマをプレゼントする企画となるとほぼ例外なくエコカーばかりなこのご時勢、誰をターゲットにするかにもよるが、ジョージアの取り組みは今後の事例において有効なサンプルになると思われる。
このキャンペーンが成功裏に終わることを切に願う次第也。
・・・なーんて、深く考えすぎだったりしてねw
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