山ガールの出現がアウトドアグッズ業界に特需をもたらし、山ガール専門店といった業態もある一定の地位を得るに至った昨今。
これらと同様にカメラ女子の増殖をビジネスチャンスと捉え、専門店を出展するという動きがチラホラと出てきているわけですが、それらは雑貨系のお店がちょっと模様替えした程度だったり、実店舗を持たないネットショップが大半だったりする。
とはいえ、この手の女子狙いの商売をしようとした際は、やはり専門店のノウハウが欲しいところでありまして、そんなところに目をつけたのがビックカメラであったりするわけです。
池袋東口に写真専門店「ビック・フォト」-「カメラ女子」狙い雑貨店イメージに
昨年12月に池袋でオープンした「BIC PHOTO」でありますが、そのウワサは聞いていたもののなかなか池袋方面に足を伸ばすこともなく、お店をチェックする時間が取れなかったのですけど、やっと見て来れましたよ。
ってこれ、先週の話なんですどねw
ヨドバシもビックも○○カメラと名が付く割に、最近はただの電気屋に成り下がった感があったわけですが、ひさびさに訪れたカメラ界隈でのビジネスチャンスを逃さないその姿勢はさすがというか、古くからビックカメラを知る者としては嬉しくもなるわけです。
で、「BIC PHOTO」のターゲットは明確に女子。カメラ女子だけでなく、女子全般を引き込むような店作りを特徴としておりました。
要は、女子という生物は、写真という表現手段を使っていろいろと遊びたいという欲求を持っているわけですね。
なので、写真と少しでも関連のあるグッズが非常に豊富に揃っており、単に最近増殖しているカメラ女子向けにトイカメラやちょっとかわいいストラップやケースなんかを置いてあるだけでなく、写真をデコレーションしたり自分ならではのフォトフレームや写真集を作るための素材、テクニックを学ぶための各種書籍、そしてデジカメのメモリカードからその場でプリントできる印刷機まで完備しており、その場で女子が写真を使って何かしたいと思ったモノはすべて揃うぐらいの勢いの品揃えでありました。
デジタルだろうがアナログだろうが、女子はカメラで撮影した画像を印刷して飾るという到達点に対して多様なアプローチが存在しており、その多様さに対応できるような品揃えをしているということなわけです。
まぁ、ヴィレッジヴァンガードのような品揃えと言えなくもないんですけどね。
また、レジの店員さんも女性という徹底っぷりで、ビックの(根性系)女性店員に比べるとめずらしく、「どの商品がかわいいか」なんて話しに花を咲かせているあたり、なんとも微笑ましい。
店の広さは一般的なコンビニの半分ぐらいしかないものの、これぐらいの店の規模で雑貨屋さんの感じを演出できていれば、これはこれでいいと思うのです。
っていうか、おいらモーレツにハマってしまいますた。
ここは楽しい。
一人で入っても楽しい。
その根性があれば、の話だけど。
ってことで、世の男子諸君はカメラ女子をこの店に連れてってあげれば非常にポイント高いと思いますよ。
ただひとつ不満があるとすれば・・・
「BIC PHOTO」っていう店名はどうかと思う。
もう少しポップな名前でも良かったんじゃないの?とか思ってしまうのであります。
この辺もまた、ビックカメラのセンスなんでしょうがw
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