誰が売れると思っていたのか?

昨年末に、2006年の新車販売は少なくとも-3%ぐらいは減少するだろう、とか書いたが、上半期で実績で見た場合もっと深刻だった。


厳しい新車販売、上半期2年ぶりの減少
『特に、乗用車(軽自動車除く)の対前年販売比は厳しく6.5%減の169万8054台となり、加えて6月単月でも12ヶ月連続の対前年割れという状況。』


だから、今の時期積極的にクルマを買う理由ってどこにあるんだろう?
おいらでさえ、クルマに乗る機会を減らして自転車の比率を高めているぐらいだというのに。
海外が好調とはいえ、日本経済の乗用車産業への依存度が高くなると危険だね、ホント。

日産ディーラーがすでに突入している売れない⇒値引で無理して販売⇒収支悪化の負のスパイラルに、今度はホンダが足を突っ込みつつある。

トヨタは利益が取れない分原価のコストカットに動いているため、その下の製造部門は疲弊しつくしている。

自動車産業全体がチキンレース化しつつある中、誰が先に降りるのか。
降りて別の道を模索した方が勝ちな気がしないでもない。
 
 

この記事へのコメント

  • 三菱みたいにアジアに活路を見出すか、マツダのように欧州向けにマジメに車を作るか。
    日本市場を捨てる覚悟があればむしろつよいのかも
    2006年07月04日 16:36

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